金融市場(chǎng)が大きな変動(dòng)を迎えている時(shí)、中國の世界経済システムにおける重要性とマクロ安定性の強(qiáng)みは逆に突出している。ドルへの資本逃避の動(dòng)機(jī)が削られ、資本が中國に回帰する動(dòng)機(jī)が強(qiáng)まる。サブプライム危機(jī)において、米國市場(chǎng)のみに危機(jī)が限られていた時(shí)、資本は米ドルから流出したが、危機(jī)が世界中に蔓延した時(shí)、ドルへの資本逃避が起きた。中國と人民元も、この方向に発展している。たとえ、本當(dāng)に大きな危機(jī)が発生したとしても、人民元が動(dòng)揺するとは限らない。ましてや、本當(dāng)の危機(jī)など発生していないなら、なおさらだ。

人民元國際決済システムが年內(nèi)に投入されれば、中國の対外貿(mào)易と投資がさらなる強(qiáng)みを持つことになる。特に、設(shè)備輸出と大規(guī)模インフラの投資?建設(shè)?運(yùn)営などの分野では、人民元國際化がもたらす為替リスクの低下などの利益が顕著で、貿(mào)易パートナーにもより多くの選択肢を提供できるようになる。

中國では現(xiàn)在、人民元はすでに米ドルに次ぐ第2の國際決済通貨となっている。2014年末、準(zhǔn)備資産として人民元を保有する國外の中央銀行?金融當(dāng)局は47を上回った。人民銀行と二國間通貨スワップ契約を締結(jié)した経済體は今年7月末で32に達(dá)しており、その規(guī)模は3兆1千億元に達(dá)している。人民元建て決済を開始した國家?地域は17になり、東南アジア、西歐、中東、北米、南米、オセアニアをカバーしている。

今年6月、人民元は世界第2の貿(mào)易?融資通貨、第5の支払通貨、第6の外國為替取引通貨となった。人民元國際決済システムが開始された後、人民元による國際決済は、國際銀行間通信協(xié)會(huì)（SWIFT）に依存することがなくなり、安全性と獨(dú)立性が高められ、人民元の使用者に便宜がもたらされる。人民元國際決済システムはまさに、「水到渠成（條件が熟せば、自然に成就する）」と言える。（編集SN）

「人民網(wǎng)日本語版」2015年9月13日