広大な宇宙空間に、中國の宇宙実験室が建設(shè)されることになった。宇宙飛行士のより長時間の滯在を可能とし、より多くの科學(xué)実験を展開するほか、初となる物資の輸送も行われる計畫という。中國有人宇宙飛行事業(yè)の報道官は1月28日、今年中頃から來年上半期までの間に、有人宇宙事業(yè)の宇宙実験室任務(wù)を?qū)g施すると発表した。この任務(wù)の遂行に向け、中國はこれまでに宇宙実験室「天宮2號」、ロケット「長征7號」、貨物宇宙船を開発。また海南文昌発射場を新設(shè)し、今後4回の打ち上げ任務(wù)を遂行することになる。北京晨報が伝えた。

天舟1號が天宮2號とドッキングへ

同報道官によると、計畫に基づき、2016年第3四半期に天宮2號を打ち上げる。2016年第4四半期には2人の宇宙飛行士を乗せた神舟11號を打ち上げ、天宮2號とドッキングさせて宇宙の中期滯在実験を行う。その前に、文昌発射場で長征7號の初となる打ち上げ実験を行い、審査を終えた後に2017年上半期に天舟1號を打ち上げる。これを天宮2號とドッキングさせて推進剤補給などの関連試験を行う。

かつてランデブー?ドッキングミッションを遂行した目標(biāo)機天宮1號はすでに軌道を4年半飛行しており、現(xiàn)在狀態(tài)は良好で、各種搭載設(shè)備も正常に機能し、引き続き軌道で飛行する條件を有している。中國の有人宇宙飛行の第3段階の戦略に基づき、宇宙実験室の任務(wù)後、宇宙ステーション建設(shè)の時代へと突入する?，F(xiàn)在中國の宇宙ステーション研究は順調(diào)な進展を見せており、2020年前後には中國の宇宙ステーションを完成させる計畫だ。

第3陣の宇宙飛行士、女性は検討しない方向

中國宇宙飛行士センターサブチーフエンジニアの黃偉芬氏は、2014年9月に「前の2陣はいずれもパイロット出身者であるが、第3陣の宇宙飛行士は有人飛行関連の研究機関に攜わるエンジニアから選ばれる。有人飛行事業(yè)の発展に伴い、醫(yī)學(xué)専門家や心理學(xué)専門家を宇宙飛行士チームに招き入れることも考えられる。宇宙ステーション建設(shè)任務(wù)遂行期間の宇宙飛行士への要求に基づき、第3陣の宇宙飛行士では女性は検討しない」と明かしていた。