角石オーナーはもともとは漁師だった。6年前に島で開催された瀬戸內(nèi)國際蕓術(shù)祭で、観光客が急増し、観光客の宿泊問題を解決するため、政府は島民に補助金を支給し、空いている家屋を改築して民宿として開業(yè)させた。門石オーナーもその民宿メンバーの1人だという。
部屋に飾られていた赤い切り絵の掛け軸と中國結(jié)びは少し前に泊まりに來た中國の大學(xué)生たちから送られたプレゼントだということで、オーナーの妻と若者たちは一緒におしゃべりし、農(nóng)作業(yè)を體験し、ご飯を作るなどして楽しみ、別れの際は若者たち一人一人が彼女に抱擁し、目には涙が浮かんでいたという。私はたった一泊しただけだったが、オーナーの妻は何度もこの可愛い中國の子供たちの話題に觸れ、話すたびに目元を赤らめていた様子が印象深かった。
二日目、私も角石一家と名殘惜しげに別れを告げた。船が遠ざかるなか、角石夫妻は岸に立ったまま手を振り続けており、この情景に心に熱いものが込み上げてきたのだった。(編集TG)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年3月11日
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