ネイチャー誌に2日に掲載された論文「氷河期の歐州人の歴史」は、時空的な大枠組み內(nèi)で51個の氷河期末期の全ゲノムデータのユーラシア系個體を初めて研究し、舊石器時代後期の整った人口動態(tài)的変化を初めて明らかにした。中國青年報が伝えた。

同論文を擔(dān)當(dāng)したのは中國科學(xué)院古脊椎動物?古人類研究所、筆頭著者は同研究所DNA実験室及び中國科學(xué)院?獨マックス?プランク研究所DNA研究センター長の付巧妹氏。

論文によると、今から3萬7000?1萬4000年前の間、歐州人は高い連続性を持っていた。初期現(xiàn)代人のうち、ネアンデルタール人の遺伝子含有量は短期間內(nèi)に1.5分の1から3分の1に減少したが、これは異なる人種の混合により薄まったわけではなく、氷河期末期の気候変動による結(jié)果である可能性が高い。初期現(xiàn)代人は歐州で重要な群れをなし、その後の人類に大きな影響を及ぼした。當(dāng)然ながら同地域の一部の群れは、その間に消失した。これらの異なる時空に分布する51個の個體は、自身および所屬する群れの遺伝情報を明らかにし、異なる群れの相互関係を反映した。これは既知の考古文化體系間の複雑な関係を明らかにする上で、重要な役割を擔(dān)う。

論文によると、氷河期末期後の初の急激な溫暖化が、歐州人の群れの構(gòu)造に大きな影響を及ぼした。彼らは氷河期終了後（今から約1萬4000年前）、中近東の人々と強(qiáng)いつながりを持った。

専門家は、「舊石器時代後期の単一個體のゲノム靜態(tài)分析と異なり、今回の研究は同時期のユーラシア地域の整った人口動態(tài)的変化を初めて明らかにした。また氷河期のユーラシア人のゲノムマップを詳細(xì)に描き出し、紀(jì)元前の人類の進(jìn)化の複雑性を示した。これは同分野の研究の重大な進(jìn)展だ」と指摘した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年5月4日