中國(guó)外交部（外務(wù)?。─瓮跻悴块L(zhǎng)（外相）はこのほど、ブルネイ?カンボジア?ラオスを訪問(wèn)し、南中國(guó)海の現(xiàn)在の情勢(shì)について各國(guó)と意見(jiàn)を交換した。最後に訪れたラオスでの記者會(huì)見(jiàn)で、王部長(zhǎng)は3カ國(guó)との間で達(dá)成した南中國(guó)海問(wèn)題に関する共通認(rèn)識(shí)を発表した。（文：蘇暁暉?中國(guó)國(guó)際問(wèn)題研究院國(guó)際戦略研究所副所長(zhǎng) 人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

このことを受けて思い出さずにいられないのは、2カ月前に行われた米國(guó)とASEAN諸國(guó)による非公式首脳會(huì)議だ。米國(guó)は會(huì)議前から南中國(guó)海問(wèn)題について大げさに騒ぎ立てようと目論んだが、最終的に発表された共同聲明では中國(guó)の名指しが避けられ、「南中國(guó)?！工握Z(yǔ)も盛り込まれなかった。南中國(guó)海問(wèn)題でASEANと共に中國(guó)に対抗しようとする米國(guó)の目論見(jiàn)は失敗した。王部長(zhǎng)がこのたびASEAN3カ國(guó)を訪問(wèn)し、共通認(rèn)識(shí)を形成したことにより、南中國(guó)海問(wèn)題を使って中國(guó)?ASEAN関係をもつれさせ、南中國(guó)海の爭(zhēng)いをASEAN全體の問(wèn)題にしようとする米國(guó)の企みは再び失敗したことになる。

さらに重要なのは、中國(guó)とASEAN3カ國(guó)の共通認(rèn)識(shí)が、南中國(guó)海の混亂を望む國(guó)に対していくつかのメッセージを発している。

第一に、中國(guó)と領(lǐng)有権主張國(guó)は共同で「デュアル?トラック?アプローチ」を?qū)g施することができる?！弗钎濂ⅴ?トラック?アプローチ」はもともとブルネイが提起したもので、中國(guó)はこれが全ての沿岸國(guó)の利益に合致すると考え、大いに支持し、提唱している。このことからも、中國(guó)が正義と公平を尊重し、自國(guó)の意向を無(wú)理やり他國(guó)に押し付けているわけではないことがわかる。南中國(guó)海の爭(zhēng)いの當(dāng)事國(guó)の一つであるブルネイの提案は、南中國(guó)海問(wèn)題の2つの面に配慮している。１つは主権権益で、南沙（英語(yǔ)名 スプラトリー）諸島の一部の島嶼?巖礁をめぐる爭(zhēng)いは直接當(dāng)事國(guó)が交渉と協(xié)議を通じて適切に解決することを提案した。もう1つは安全に関する懸念で、南中國(guó)海地區(qū)の平和と安定は中國(guó)とASEAN諸國(guó)が共同で守ることを提案した?！弗钎濂ⅴ?トラック?アプローチ」は、域外勢(shì)力を後ろ楯とし、南中國(guó)海問(wèn)題を國(guó)際化しようする一部の領(lǐng)有権主張國(guó)の企みをはっきりと否定している。