四川省徳陽(yáng)市文物考古研究所が11日に発表した情報(bào)によると、三星堆遺跡付近で、初めて同時(shí)期の一定規(guī)模の文化遺跡が見(jiàn)つかった。新華社が伝えた。

今回見(jiàn)つかった箭臺(tái)村遺跡は、三星堆遺跡の外にある。同遺跡は三星堆文化の分布面積が最も広く、出土している文化財(cái)が最も豊富な、最も古く、集落としてのランクが最も高い遺跡だ。

同研究所の劉章沢所長(zhǎng)によると、同遺跡の時(shí)代は桂圓橋遺跡第1期、三星堆遺跡第1?4期、西周、春秋時(shí)代、漢代に跨る。大部分の時(shí)期の地層はすでに損なわれているが、新石器時(shí)代から漢代まで、ほぼ途切れることなく遺跡が見(jiàn)つかっている。

劉氏は、「三星堆遺跡で見(jiàn)つかった陶器の約7割の種類が、この遺跡でも見(jiàn)つかっている。例えば平底罐、高柄豆、坩堝形器、鳥(niǎo)頭勺把などは、いずれも価値の高い文化財(cái)だ」と話した。

他にも灰坑からは、漢代の大量の丸瓦、板瓦、瓦當(dāng)が見(jiàn)つかっている。出土した漢代の陶器はさまざまな形を持ち、同時(shí)に大きな4つの掘形が見(jiàn)つかった。発掘者は、漢代にここに大型建築物があったと判斷している。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年5月12日