同時(shí)に、こうした報(bào)告書の生む圧力が中國の國防力発展を阻止するうえで実際の役割を果たしていないことにも目を向ける必要がある。中國の軍事力整備は大國の戦略的防御上の必要性を全く超えておらず、また中國経済の急成長と釣合のとれたものであるため、中國社會(huì)の広範(fàn)な支持を得ている。米政府の作り出す國際世論圧力は中國國內(nèi)でいかなる障害にもなっておらず、中國の國防発展を妨害するために國際社會(huì)が過激な対抗行動(dòng)を取る実際の原動(dòng)力にもなっていない。

西側(cè)世論を先導(dǎo)して「中國の脅威」を喧伝するのは米國の一貫した手段だ。彼らは何かしらを見つけては大げさに宣伝する。中國にしてみれば、最も重要なのは彼らが中國の発展を妨害する強(qiáng)制的行動(dòng)を取ることができないということだ。

中國の國家安全と自主性の最大の保障は総合力の構(gòu)築に由來し、このうち軍事力の発展は必要不可欠だ。しかも今日、その肝要な意義は一層際立っている。われわれは中國軍事力報(bào)告書の影響を取り除く取り組みを多く行う必要があるが、最も大切なのはそれに翻弄されないことだ。

中國には國益を守るために軍事力を強(qiáng)化する権利がある。中國近海でのわれわれの目標(biāo)は、米國のいかなる強(qiáng)力な軍事的干渉にも対処できる力を構(gòu)築することだ。この目標(biāo)は全く正當(dāng)かつ正義であり、1840年から蓄積され続け、幾度か中斷されても連綿と続いてきた歴史の力を持つ。中國の正當(dāng)な國防整備を脅威と見なす米國の出発點(diǎn)は誤っている。米國が時(shí)代に合わせて調(diào)整を行えるのかどうか、21世紀(jì)の國際関係にとって真の懸念だ。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年5月16日