海氷の減少は近年、北極の気候変動(dòng)が人々に與えている最も直接的に感じる印象だ。そしてこれは私たちの生活にも著実に影響を及ぼしている。中國第7次北極科學(xué)観測隊(duì)首席科學(xué)者補(bǔ)佐の雷瑞波氏はインタビューで、北極の海氷の減少は、中國の冬の気溫や降水狀況と密接に関連していると述べた。新華社が伝えた。
雷氏によると、北極の海氷の減少は地球溫暖化によるものだ。しかし中國にとってこの現(xiàn)象で冬の極端な冷え込みと「厳冬」が増えることになる。これは北極の気溫の変化により、北半球の偏西風(fēng)帯の風(fēng)力が弱まり、偏西風(fēng)帯が高緯度地域の寒波を遮る力が弱くなるからだ。この「障壁」を失うことで、シベリアの寒波の南下が頻繁になり、中國の冬がいっそう寒くなる。
北極の海氷はまた、中國の冬の降水とも密接に関連している。研究データによると、北極の海氷の減少に伴い、中國南方と北方の冬の降水増が顕著になる。2007年に北極の海氷の面積が過去最低規(guī)模になった結(jié)果、中國南方で大規(guī)模なみぞれによる災(zāi)害が発生したのだ。
今年の北極の海氷面積は、過去最低となる見通しだ。雷氏は、「これにより、將來的には中國南部と北部の冬の降水量が増加し、中部の冬の降水量が減少する狀況がさらに続くことになる。また、南方ではみぞれが降る可能性が高くなる」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年7月18日
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