ラジオ放送?中國之聲のニュース番組「央広新聞」の報道によると、このほど公的メディアが伝えた「海外通販の粉ミルク19種類のうち40％が不合格」とのニュースが消費者の関心を集めている。それでも2人っ子政策の実施にともない、海外産粉ミルクの販売は引き続き好調(diào)だ。そこで「國産粉ミルクの信頼回復(fù)の道のりはあとどのくらいあるのか」と、愉快ではない質(zhì)問を投げかけざるを得なくなる。

通販の粉ミルクで基準(zhǔn)に達(dá)していないものや不合格のものは括弧つきにしなければならない。粉ミルクの國家基準(zhǔn)は地域ごとに異なり、違いが生まれる根本的な原因は地域や國によって乳幼児の體質(zhì)に違いがあるからだ。米國の乳幼児用粉ミルクの成分の基準(zhǔn)では、鉄の含有量の下限は設(shè)けられているが上限は設(shè)けられていない。この基準(zhǔn)は現(xiàn)地の基準(zhǔn)に見合ったものだが、中國人の體質(zhì)は米國人と異なるため、中國の粉ミルク基準(zhǔn)には鉄含有量の上限があり、米國産の一部は中國の基準(zhǔn)では不合格になる。米國産を中國の乳幼児が長期にわたり適量を超えて飲み続けると、何らかの影響が生じる可能性がある。専門家は日本産粉ミルクでヨードの含有量が不合格になった問題について、「日本は海沿いの國で、相対的にいって海産物を食べる機會が多く、ヨードが不足することはない。よって日本では粉ミルクのヨード含有量についての規(guī)定はない」と話す。

業(yè)界関係者は、「こうした測定の結(jié)果に対し過度にあわてる必要はないし、海外通販の外國産粉ミルクに必ず問題があるという言い方もできない。言えることは、外國産粉ミルクの製造基準(zhǔn)が中國の基準(zhǔn)と異なるということだけだ。たとえば外國産は現(xiàn)地で販売すれば現(xiàn)地の基準(zhǔn)に合致し、合格した製品とされるからだ」と話す。専門家も、「海外通販の外國産粉ミルクをよく考えもせずに追い求めてはならない。中國の消費者はできるだけ國産粉ミルクを選んだ方がいい。中國の基準(zhǔn)は中國のママと赤ちゃんの體質(zhì)や栄養(yǎng)を分析して設(shè)定されたものであり、中國の赤ちゃんの體質(zhì)に最も適しているからだ」と提起する。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年8月9日