米國中國総商會（CGCCUSA）の徐辰會長（中國銀行中國エリア総裁）は6日に行われた第22回全米中國人金融協(xié)會（TCFA）年次総會で、「中國企業(yè)の海外での合併買収（M&A）が數(shù)年連続で増加しており、今や中國は世界の海外M&A取引で最大の買収國となった。その主な原動力は中國國內(nèi)でますます増大する市場ニーズだ」との見方を示した。新華社が伝えた。

徐會長は、「目下の情勢から考えて、中國企業(yè)の多くは質(zhì)が高くリスクの低い海外投資プロジェクトを選ぶとみられる。こうした企業(yè)は先進國では伝統(tǒng)的産業(yè)に投資し、モデル転換期にある新興エコノミーでは科學(xué)技術(shù)関連分野に投資する傾向がある」と指摘した。

グローバル金融データを提供する企業(yè)ディールロジックの最新のデータによると、今年第1～3四半期（1～9月）には、中國の公表された海外M&A取引金額は前年同期比68％増加して1739億ドル（約18兆1604億円）に達し、中國は同期の海外M&Aで初めて世界最大の買収國になった。

徐會長は、「中國経済はモデル転換?バージョンアップの重要な時期にさしかかり、投資と輸出が駆動するモデルから消費が駆動するモデルへと転換しつつある。食品、醫(yī)療、海外旅行から映畫?娯楽まで、中國の消費者の高級消費財へのニーズがますます増加しているため、中國企業(yè)は発達したエリアで関連のプロジェクトを買収する道を選択し、産業(yè)の配置を迅速に進めて、消費者のニーズに応えようとしている。萬達集団などは米國の映畫館チェーンAMCシアターズや映畫會社レジェンダリー?ピクチャーズを買収した」と説明した。

徐會長によると、「ここ數(shù)年、中國政府も中國企業(yè)の海外M&Aのために整った融資環(huán)境や政策的支援を提供しており、商業(yè)銀行、政策性銀行、投資銀行、その他の金融機関が中國企業(yè)の海外進出のためにさまざまな融資ルートを提供している」という。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年11月8日