23日に開催された北京海外安全保護(hù)活動座談會において、中國外交部（省）は、10ヶ國以上の中國大使館において、「領(lǐng)事保護(hù)（領(lǐng)保）連絡(luò)員」制度をすでに導(dǎo)入しており、今年の年末までに同制度を正式にスタートさせる方針であることが明らかになった。京華時報が報じた。

在外中國大使館?領(lǐng)事館の領(lǐng)保連絡(luò)員は、現(xiàn)地在住の華人?華僑が主に擔(dān)當(dāng)している。ボランティアのような立場で、中國人に対してサービスを提供するが、大使館?領(lǐng)事館の正式な職員というわけではない。

海外23ヶ國に住む中國人27人がこのほど、北京に赴き、外交部による第一弾「領(lǐng)保連絡(luò)員」研修を受けた。外交部領(lǐng)事保護(hù)センターの楊舒?常務(wù)副センター長は、次の通りコメントした。

「中國人は、世界各地の大?中都市、さらには都市から離れた農(nóng)村部や郷?鎮(zhèn)にあまねく居住?滯在している。大使館や大使館職員の數(shù)には限りがあるため、民間ルートによる資源を確保することが必要となってくる。中國人が海外で危険に遭遇した際に、大使館職員がすぐに対応することが不可能な場合は、連絡(luò)員がまず現(xiàn)地に狀況確認(rèn)に赴くことができる。このような方法を採用することで、大使館?領(lǐng)事館は情報を確認(rèn)するまでの時間を短縮することができると同時に、政府側(cè)の対応や配慮を現(xiàn)地の関係各方面にできる限り早く伝えることが可能となる」。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2016年11月24日