中共中央機関紙「人民日報」（10月15日付）の七中全會報道より。孫政才ら12人の黨籍剝奪処分を確認した。

中國共産黨第18期中央委員會第7回全體會議（七中全會）が14日、閉幕した。前中央政治局委員で前中國共産黨重慶市委員會書記の孫政才と、前中國共産黨天津市委員會代理書記で同市前市長の黃興國、前民政部長の李立國ら13人の重大な規(guī)律違反問題に関する審査報告を承認し、孫政才、黃興國ら12人を黨籍剝奪処分にしたことが注目されている。人民日報が伝えた。

會議は「中國共産黨は8900萬人以上の黨員を擁する大きな黨であり、厳格な政治規(guī)律と政治規(guī)則、風紀粛正の良き政治的あり方がなければ、創(chuàng)造力、結束力、戦闘力を失い、執(zhí)政基盤と執(zhí)政能力を失う」と強調した。

第18回黨大會以來、中國は斷固として腐敗と汚職を取り締ってきた。周永康、薄煕來、郭伯雄、徐才厚、孫政才、令計畫らの法律?規(guī)律違反問題を処理。今年6月末までに、中國全土で立件?審査した「中管幹部」（中共中央組織部が直接管理する高級幹部）は280人余り、庁局級幹部は8600人余り、県処級幹部は6萬6000人に達する。第18期中央委員?候補委員40人、中央紀律検査委員會委員8人を取り調べ、処分した。8月末までに「天網(wǎng)行動」によって計90余りの國と地域から國外逃亡者3339人を連れ戻し、不法取得資産93億6000萬元を回収し、「百名紅通（國際逮捕手配書）人員」中すでに40人余りを出廷させた。今年6月末までに、郷科級及び以下の黨員?幹部134萬3000人を処分し、農村黨員?幹部64萬8000人を処分し、民衆(zhòng)の近くの「蝿と鼠」を効果的に懲らしめた。

北京大學廉政建設研究センターの莊徳水副センター長は、第18回黨大會以來、すでに反腐敗闘爭の圧倒的態(tài)勢が形成され、腐敗蔓延の勢いは効果的に抑え込まれたと指摘する。

過去5年間で、中國共産黨は「八項規(guī)定」を皮切りに「制度の籠」をきつくし続けてきた?！钢袊伯b黨廉潔自律準則」「中國共産黨問責條例」「中國共産黨紀律処分條例」「中國共産黨巡視活動條例」……80余りの黨內法規(guī)を打ち出し、改正して、黨內法規(guī)體系をほぼ整えた。

2016年末、中國の國家監(jiān)察體制改革が幕を開けた。現(xiàn)時點で北京など3つの試行?。ㄖ陛犑校─歉母铯暇唧w的進展を遂げ、省市県三級監(jiān)察委員會の所屬変更?新設作業(yè)が完了した。中國共産黨が統(tǒng)一的に指導する國家反腐敗活動機関が姿を現(xiàn)わしつつあり、公権力を行使するすべての公人に対する監(jiān)察が実現(xiàn)する。

米國の政治?経済論説家、國際企業(yè)戦略コンサルタントのロバート?ローレンス?クーン氏は「第18回黨大會以來の未曾有の反腐敗行動は大衆(zhòng)の力強い支持を得た。一連の腐敗根絶、浪費撲滅行動は政府、國有企業(yè)指導者の仕事の仕方、さらには考え方も変えた」と指摘する。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年10月16日