米國政府はこのほど、中國を「市場経済國」と認(rèn)定することを拒否した。商務(wù)部（商務(wù)?。╅v連部門の責(zé)任者は2日のコメントの中で、「米國政府のやり方は世界貿(mào)易機(jī)関（WTO）のルールを無視するもので、『代替國』と『市場経済國』を一緒くたにして混亂させようとしており、中國は強(qiáng)い不満と斷固たる反対を表明する」と述べた。

米通商代表部（USTR）は1日、米政府がWTOに書面を提出し、ダンピング調(diào)査で中國を「市場経済國」と認(rèn)定することに反対したことを明らかにした。

米國が今回提出した書面では、中國が歐州連合（EU）のダンピング調(diào)査における「代替國」措置をWTOに訴えていた問題について、第三國として紛爭解決手続きのプロセスに従って意見を述べている。

商務(wù)部條約法律司の責(zé)任者は、「このEUの案件と『市場経済國』とは何の関係もなく、WTOは『市場経済國』の判定基準(zhǔn)は設(shè)けていない。米國はこの件で當(dāng)事者でもない。中國は別の案件で米國の同様のやり方についてWTOに提訴している。『中國のWTO加盟議定書』第15條のダンピングをめぐる『代替國』の規(guī)定は2016年12月11日に失効しており、すべてのWTO加盟國はこの日以降、中國に対するダンピング調(diào)査や採決で『代替國』措置を用いてはならないのであり、米國は國際的義務(wù)を遵守すべきだ。米國の書面での意見はWTOルールを無視しており、『代替國』と『市場経済國』を一緒くたにして、混亂させようとしており、中國はこれに対し強(qiáng)い不満と斷固たる反対を表明する」と述べた。

また同責(zé)任者は、「改革開放のスタート以來、中國は社會主義市場経済體制を構(gòu)築し、これを絶えず改善して、國際社會に幅広く認(rèn)められている。中國は米國や歐州などのWTO加盟國が國際的な承諾をしっかりと守り、WTOにおける義務(wù)を著実に履行し、ダンピング調(diào)査において中國に対し『代替國』措置を差別的に用いるやりかたに終止符を打つことを願う」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2017年12月4日