このほど、90後（1990年代生まれ）の料理人が大聲でレシピを読み上げながら、やや荒っぽく料理講座をする様子を収めた動(dòng)畫(huà)が話題を呼んでいる。動(dòng)畫(huà)の登場(chǎng)人物は湖南省岳陽(yáng)市出身の90後の料理人?易卓さんだ。撮影された動(dòng)畫(huà)中から聞こえる湖南方言や怒鳴っているような速い話し方がネットユーザーたちから人気で、レシピを怒鳴るように教えるという意味の「喊菜」という言葉から、「喊菜兄さん」の愛(ài)稱で親しまれている。多くのネットユーザーは動(dòng)畫(huà)を見(jiàn)終わった後、「ちゃんと學(xué)ぶから、もう怒らないで」と冗談交じりにコメントしている。

90後の易卓さんはすでに10年の調(diào)理経験があるという。このようなやや荒っぽいスタイルについて、「撮影の時(shí)間は限られているため、早口にしようとすると自然と聲が大きくなり、このようなスタイルが生まれた。実際、自分は動(dòng)畫(huà)中のような荒っぽい性格ではない」と説明した。

動(dòng)畫(huà)中の皿や包丁をテーブルに叩きつける行為については「『數(shù)分で作れる』、『たったこれだけ』、『見(jiàn)ればすぐできる』ということを強(qiáng)調(diào)し、料理は難しくないということを知り、楽しく料理を?qū)Wんで欲しいという思いの表れ」と話した。また、ネットユーザーからのコメントで最も多い「ちゃんと學(xué)ぶから、もう怒らないで」については、「実際は怒っているわけではない。去年の年末、家族が動(dòng)畫(huà)のことをネット上で知ったときも驚いていた。動(dòng)畫(huà)中の自分は普段通りユーモラスだが、聲が大きいせいでまるですごく怒っているかのように見(jiàn)えたそうだ。普段の自分は非常に溫厚な性格だ」と笑いながら話した。

17秒間の動(dòng)畫(huà)制作にかける時(shí)間は3時(shí)間

現(xiàn)在、易卓さんはほぼ毎日晝の12時(shí)ちょうどに、あるライブ配信プラットフォーム上に料理を作る様子を撮影した動(dòng)畫(huà)をアップしている。多くが17秒の動(dòng)畫(huà)だ。17秒間と短い動(dòng)畫(huà)だが、どの動(dòng)畫(huà)も平均3時(shí)間の時(shí)間をかけて制作している。

動(dòng)畫(huà)を制作するために、易卓さんは毎朝7時(shí)に食材を買(mǎi)いに行き、下ごしらえまで済ませる。その後、1時(shí)間かけて調(diào)理と撮影を行う。通常この全過(guò)程を彼一人で行っている。撮影時(shí)は片手にスマートフォンを持ち、片手で操作する。易卓さんは、「撮影中に誤って畫(huà)面を消してしまったり、スマホが動(dòng)かなくなった時(shí)はやむなく撮り直している。多い時(shí)は4、5回撮り直したこともある」と話した。

易卓さんは現(xiàn)在、あるライブ配信プラットフォームにて300件以上の動(dòng)畫(huà)をすでに投稿している。家庭料理やお菓子、調(diào)味料の調(diào)合まで、ジャンルは多種多様。その多くが易卓さんの得意とする湖南料理だ。

易卓さんの動(dòng)畫(huà)へのコメント數(shù)は數(shù)萬(wàn)件に上ることもあり、易卓さんはコメントの返信を通じてネットユーザーたちとの交流も行う。ネットユーザーたちのリクエストに応えて新しい料理を?qū)Wび動(dòng)畫(huà)を投稿することもある。しかし、ネットユーザーに頼まれればなんでも作るというわけではなく、「自分で再現(xiàn)した際に、上手に完成させられる料理かどうか」を考慮しているという。

春節(jié)（舊正月、今年は2月16日）後、易卓さんはレストランでの料理人の仕事を辭めた。これからは動(dòng)畫(huà)制作に全力を注ぎたいと話している。（編集TK）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2018年3月9日