世界最高峰のチョモランマ（エベレスト）の南側(cè)斜面で大掃除が行われ、観光客や登山者がネパール側(cè)の登山ルートに殘していった計(jì)100數(shù)トンのゴミが空輸で運(yùn)び出された。英國放送協(xié)會（BBC）の報(bào)道を引用して新華網(wǎng)が伝えた。

大掃除初日に出た1200キロのゴミは、ベースキャンプに最も近いテンジン?ヒラリー空港（舊名ルクア空港）からネパールの首都カトマンズに空輸された後、回収?処理された。

観光客や登山者の増加にともない、登山で出たゴミは、チョモランマの生態(tài)環(huán)境バランスに深刻な影響を與えている。チョモランマ南斜面のゴミはこれまで、現(xiàn)地のシェルパ（登山ガイド）が処理していたが、現(xiàn)在は、「サガルマタ県汚染管理委員會」も協(xié)力して清掃作業(yè)を擔(dān)っている。「登山者は、自分が出したゴミを全て持ち帰ること」という決まりがあるにも関わらず、シェルパは、チョモランマ南斜面から年間數(shù)百キロのゴミを片づけている。そうしたゴミは主に、缶?瓶やそのキャップ、登山者が廃棄した登山裝備だという。

サガルマタ県汚染管理委員會の統(tǒng)計(jì)データによると、2017年には10萬人以上がチョモランマのベースキャンプを訪れたが、そのうち登山やトレッキングを目的とした來訪者はわずか4萬人。多くの來訪者が殘して帰った有機(jī)ゴミは、チョモランマの環(huán)境に危害を及ぼす可能性がある。ネパール登山協(xié)會は2015年、「登山者が殘した糞便は、健康面での隠れたリスクの原因となり得る」と警告を発した。サガルマタ県汚染管理委員會は、この問題に対応するため、ベースキャンプ周辺に移動式トイレを設(shè)置している。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年3月19日