稅関総署が8日に発表したデータによると、中國の対米貿(mào)易黒字は昨年11月から続いた縮小傾向が終わり、拡大傾向に転じた。北京商報が伝えた。

分析によると、第1四半期には（例年1月になることが多かった春節(jié)が今年は2月だったという）春節(jié)のタイミングのズレなどの要因が徐々に姿を消し、輸出入の動きが正常なリズムを回復(fù)し始めたとの見方が一般的だ。各貿(mào)易パートナーとの具體的な狀況をみると、1～4月の中米貿(mào)易額は1兆2400億元（1元は約17.3円）、同5.9％増加で、同期の中國の対外貿(mào)易の13.6％を占めた。米ドル建てで示すと、昨年11月以降、対米黒字は月を追って278億ドル（1ドルは約109.9円）、255億ドル、218億9千萬ドル、209億6千萬ドル、154億3千萬ドルと推移したが、4月は221億9千萬ドルで5ヶ月ぶりに拡大した。

長年にわたり、米國は中國の貿(mào)易黒字が多すぎるとして、さまざまな分野で中國産輸出製品に保護貿(mào)易主義を振りかざしてきた。これに対し、商務(wù)部の高峰報道官は、「世界貿(mào)易機関（WTO）、経済協(xié)力開発機構(gòu)（OECD）などの國際機関の専門家がそろって指摘するように、グローバルバリューチェーンの観點から中米の二國間貿(mào)易の狀況を分析すると、実際の狀況をより全面的かつ客観的に反映することができる。中國科學院の試算では、2010年から13年までの間の貿(mào)易生産額で算出した中國の対米貿(mào)易黒字は、従來の方法でまとめた統(tǒng)計の數(shù)字よりも48～56％ほど低くなる」と公開の場で述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年5月10日