ブルキナファソ政府は24日に聲明を発表し、臺灣地區(qū)とのいわゆる「外交関係」の斷絶を宣言した。2日後、王毅國務(wù)委員兼外交部長（外相）は北京でブルキナファソのバリー外相と「中華人民共和國とブルキナファソの外交関係回復(fù)に関する共同コミュニケ」に署名した。ブルキナファソ政府は世界には一つの中國しかなく、中華人民共和國政府が全中國を代表する唯一の合法政府であり、臺灣地區(qū)は中國領(lǐng)土の不可分の一部であることを承認(rèn)した。（文：蘇暁暉?國際問題専門家。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載）

ブルキナファソなどの國々が行ったのは自主的な選択だ。ブルキナファソ政府は聲明で、この選択が政府と國民の利益にかない、ブルキナファソには優(yōu)れた協(xié)力パートナーを選ぶ権利があることを明確に指摘した。正式な國交樹立前の2017年にも中國とブルキナファソの貿(mào)易額は約2億ドル（前年比31.1％増）で、臺灣地區(qū)とブルキナファソとの経済?貿(mào)易関係の規(guī)模を遙かに上回っていた。ブルキナファソ側(cè)は中國大陸部の発展?fàn)顩rと國際的影響力が高まり続けていることをより重視した。

実際、アフリカの全ての國が中國のもたらす発展のチャンスを逃したくないと考えている。中國は長年、アフリカ最大の貿(mào)易相手國であり続けてきた。中國の「一帯一路」イニシアティブはアフリカにとって大変魅力的だ。中國はアフリカのインフラ整備を積極的に支持し、アフリカの発展に原動力を與え、アフリカ経済の緩やかな回復(fù)の実現(xiàn)にとって重要な支えとなっている。中國企業(yè)が建設(shè)に參加する「モンバサ―ナイロビ」鉄道と「アディスアベバ―ジブチ」鉄道は地域の相互接続と沿線國経済の発展を促進(jìn)。中國が受注したスブレ水力発電所などの事業(yè)は、現(xiàn)地のエネルギー構(gòu)造を改善し、工業(yè)発展を先導(dǎo)する。中國とアフリカは生産能力協(xié)力を盛んに実施し、現(xiàn)在運営中または建設(shè)中の産業(yè)パークの數(shù)は100を超える。中國には資金?技術(shù)?設(shè)備など各面で強みがあり、アフリカには資源、人口ボーナス、市場など多くの潛在エネルギーがあり、雙方の協(xié)力は「1足す1は2より大きい」効果を生む。

中國とブルキナファソの國交回復(fù)によって、臺灣地區(qū)のアフリカにおけるいわゆる「國交樹立國」はスワジランドのみとなった。中國は中國と國交を樹立していないアフリカ唯一の國が中國アフリカ友好の大家族に「1日も早く加わる」ことを心から望んでいる。現(xiàn)在、中國アフリカ関係の発展は重要な契機(jī)を迎えている。3カ月後に、中國アフリカ協(xié)力フォーラム北京サミットが盛大に開かれる。これは中國とアフリカにとって、団結(jié)と協(xié)力を強化する歴史的會合だ。中國はアフリカと共に「一帯一路」を共同建設(shè)し、協(xié)力?ウィンウィンと共同発展に盡力し、新時代のより緊密な中國アフリカ運命共同體を構(gòu)築することを望んでいる。

ブルキナファソはすでに正しい一歩を踏み出した。スワジランドが発展協(xié)力の好機(jī)を逃さず、迅速に政治決斷をし、「一つの中國」という共通認(rèn)識を受け入れ、中國アフリカ関係発展の急行に相乗りすることを希望する。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年5月29日