「白衣」は醫(yī)師の代名詞といってもいいだろう。そのため、醫(yī)師とは常に白衣を著ているという印象を抱く人がほとんどだろう。しかし手術(shù)の際には、緑や青の手術(shù)著を著る。それはなぜだろう。中國青年報が伝えた。

醫(yī)師は手術(shù)中、人の體內(nèi)を長時間にわたって見続けることになる。つまり目にしているのは赤い血ということになる。

手術(shù)が進むにつれ、目の「赤」を見分ける力が徐々に弱まり、「過飽和」という現(xiàn)象が生じ、體內(nèi)の各器官の色の細かい違いを見分けられなくなる。このような視覚への妨害から、醫(yī)師がミスを犯す可能性が生じることになる。

緑と青は赤の反対色。そのため緑と青を手術(shù)著に使うことで、醫(yī)師の視覚の感度を改善し、色調(diào)の異なる赤を見分けられるようにしている。そうすることで醫(yī)師が手術(shù)中に體內(nèi)の細やかな違いを見分け、ミスを犯す可能性を下げることをサポートしている。

また手術(shù)中は、血が手術(shù)著を汚すことがしばしば。白衣を著ていた場合、飛び散った血はまさに「血まみれ」といった視覚的効果を與えることになってしまうが、緑や青の手術(shù)著であれば、飛び散った血は黒または褐色となるので、その視覚的なインパクトを軽減する効果を発揮する。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年6月5日