だがスポンサーの枠は過去の大會(huì)より増えて34になったが、ロシアW杯の誘致狀況は決して楽観できるものではない。開幕まで1週間を切った段階で、15の枠がまだ埋まっていない。

▽もう一つの「中國チーム」

こうした背景の中で、中國企業(yè)は過去最高の7枠を手に入れ、熱意のほどがうかがえる。注目されるのは、萬達(dá)、蒙牛、海信、vivoが上位のFIFAパートナーまたはワールドカップスポンサーになったことだ。市場(chǎng)調(diào)査會(huì)社ゼニスインターナショナルがまとめた統(tǒng)計(jì)によると、今回のW杯開催中の中國企業(yè)の広告料は8億3500萬ドルに達(dá)し、世界一になるという。米國の4億ドルの2倍で、ロシアの6400萬ドルを大きく引き離す。

7社のうち、最も早くスポンサーになったのは不動(dòng)産ブランドの萬達(dá)で、16年に年間スポンサー料1億5千萬ドルのFIFAパートナーになった。スポンサーにとってみれば、実のところW杯はブランドの認(rèn)知度を高める絶好の機(jī)會(huì)だ。02年の日韓共催W杯で、韓國のヒュンダイ自動(dòng)車は15億ユーロという天文學(xué)的なスポンサー料を支払ってワールドカップスポンサーになり、同年の米國市場(chǎng)での販売量は40％も増加し、ブランド認(rèn)知度は大會(huì)前の32％から67％に跳ね上がった。今回、中國企業(yè)が名乗りを上げたのは、こうした計(jì)算があったからに違いない。

7社の「スポンサー中國チーム」だけではない。今回のW杯には中國の姿をあちこちで見かける。中國企業(yè)はマグカップ、キーホルダー、ユニフォームなど100種類近い関連商品のライセンスを獲得し、大會(huì)のマスコットや記念コインも混じりけのない「メイド?イン?チャイナ」だ。