今年10月23日は中日平和友好條約締結(jié)40周年の日。この重要な節(jié)目に日本の安倍晉三首相が25日から27日まで中國(guó)を公式訪問する。日本首相の公式訪中は7年ぶりだ。訪問時(shí)、中國(guó)指導(dǎo)者が安倍首相と會(huì)談し、中日関係の改善?発展及び関心を共有する國(guó)際?地域問題について意見交換する。雙方は中日平和友好條約締結(jié)40周年記念レセプションと第1回中日第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力官民フォーラムも催す。中國(guó)青年報(bào)が伝えた。

安倍首相訪中には、どのような目的と背景があるのか。中日両國(guó)はどのような協(xié)力を行う考えか。雙方間にはどのような問題でまだ溝があるか。中國(guó)社會(huì)科學(xué)院日本研究所の趙剛研究員は次のように分析し、予測(cè)する。

「今年5月、李克強(qiáng)総理が訪日し、中日韓サミットに出席した。10月下旬の安倍首相訪中により、中日首脳の相互訪問が7年ぶりに実現(xiàn)する。今年は中日平和友好條約締結(jié)40周年でもあり、協(xié)力の強(qiáng)化に共通の利益があり、平和維持が雙方の追求する目標(biāo)であり、グローバル化経済の支持が共通の理想であることを雙方共に認(rèn)識(shí)している」。趙氏は「だが歴史及び領(lǐng)土問題において中日間に依然溝があることは否定できない」と指摘する。

安倍首相は今回の訪問で、次の點(diǎn)において中國(guó)と主張が一致している。第1に、中日雙方は経済分野で一層協(xié)力し、難関を共にくぐり抜ける必要がある。グローバル化を前に、中日雙方は経済面で多くの共通點(diǎn)があり、連攜してグローバル化を推進(jìn)する事において主張が一致している。第2に、北東アジアの平和を維持する。第3に、雙方共に世界の経済圏におけるアジア地域の発言権強(qiáng)化を望んでいる。

趙氏は、安倍首相が今回の訪中に前向きな姿勢(shì)を示したのには3つの目的があると指摘する。第1に、國(guó)內(nèi)で安倍首相は自民黨総裁に3回當(dāng)選した。今後3年間が最後の任期だ。安倍首相は國(guó)內(nèi)で憲法改正を主張しており、今回の訪中を通じて、改憲問題で日本に余り大きな圧力をかけないよう中國(guó)側(cè)を説得したい考えだ。また、改憲が軍國(guó)主義の道を歩むものではないことを中國(guó)側(cè)に説明し、自身の考えを中國(guó)側(cè)に受け入れてもらうことを望んでいる。第2に、中國(guó)を通じて朝鮮とさらに接觸し、比較的安定した関係を築くことを望んでいる。第3に、中國(guó)との関係を良くし、ロシアを含む北東アジア地域で広大な範(fàn)囲の安定した環(huán)境を得ることを望んでいる。

以上3つの目的は明確だ。安倍首相は國(guó)內(nèi)政治における地位が比較的安定しているため、対外的にも自信を強(qiáng)めている。安倍首相は今後3年間で3つの事をしたい考えだ。改憲、朝鮮との関係正?；?、ロシアと交渉して北方四島（ロシア名：南クリル諸島）問題で部分解決を勝ち取ることだ。

世界第2、第3の経済大國(guó)である中日両國(guó)は経済分野で相互補(bǔ)完部分が多く、協(xié)力の余地が大きい。中國(guó)は技術(shù)面で日本から多くの事を?qū)Wべるし、日本にとって中國(guó)は非常に魅力的な市場(chǎng)だ。10年以上の不景気を経験した日本は、中國(guó)で市場(chǎng)を切り開くことを望んでいる。今回の訪中には日本の経済界トップ約500人が同行する。中日の経済協(xié)力は期待に値する。

中日両國(guó)は経済、民間交流、アジア太平洋地域の平和と発展の問題において、協(xié)力の良い將來性と基礎(chǔ)がある。特に民間交流は、両國(guó)関係が緊張した時(shí)に重要な紐帯の役割を果し続けてきた。安倍首相訪中前に、雙方は中國(guó)から日本に新たなパンダを貸與する計(jì)畫も決めた。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2018年10月24日