中國(guó)は北京時(shí)間5日12時(shí)6分に黃海海域で、「長(zhǎng)征11號(hào)」ロケットを使い、技術(shù)試験衛(wèi)星「補(bǔ)風(fēng)1號(hào)A」「補(bǔ)風(fēng)1號(hào)B」及び商業(yè)衛(wèi)星5基を無事に予定の軌道に打ち上げ、試験は成功した。中國(guó)が海上でロケット打ち上げ技術(shù)を試験するのは今回が初?？萍既?qǐng)?bào)が伝えた。

◆広い陸地を使わず海から打ち上げるのはなぜ？

人々は通常、ロケット打ち上げと海を結(jié)びつけることができない。「長(zhǎng)征11號(hào)」ロケット副総指揮の金◆氏（◆は品の口が金）によると、通常の陸地からの打ち上げと比べると、海上打ち上げには大きなメリットがあるという。

落下エリアの安全は、內(nèi)陸部からの打ち上げで考えなければならない重要な要素だ。打ち上げ前にはブースター、第1段、カウリングなどが落下するエリアの人々を避難させ、地上の人々の安全を保証しなければならない。また落下エリアの選択は、打ち上げ軌道の設(shè)定を制限し、ロケットの積載能力にも影響を及ぼす。海上を航行すれば人口密集地から遠(yuǎn)く離れ、打ち上げ場(chǎng)所と落下エリアを柔軟に選択し、安全問題を解消できる。

赤道付近で衛(wèi)星を打ち上げることで、姿勢(shì)調(diào)節(jié)と軌道変更の燃料を節(jié)約でき、さらに地球の自転を最大限に利用しロケットの力を節(jié)約できる。しかし中國(guó)の最も南寄りの文昌衛(wèi)星発射センター（海南?。─扦ⅳ盲皮?、北緯19度に位置する。海上打ち上げで中國(guó)の傾斜角0?19度の打ち上げ能力の空白を埋め、傾斜角が異なる各種衛(wèi)星の打ち上げの需要を満たすことができる。また「一帯一路」（the Belt and Road）諸國(guó)に貢獻(xiàn)し、中國(guó)宇宙事業(yè)の海外進(jìn)出を効果的に促進(jìn)できる。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年6月6日