文化という枠を飛び出してビッグビジネスになるサブカルチャー

ユニクロとカウズのダブルネーム商品が爭(zhēng)奪戦の様相を呈したことは、現(xiàn)在こうしたサブカルチャーがそれ自體の文化的な屬性をとうに超越し、ビッグビジネスになりつつあることを証明している。「近年、カウズや奈良美智、村上隆、キース?ヘリングなどにけん引され、ストリートアートはサブカルチャーの枠內(nèi)にとどまらず、人気ブランドや玩具、ファストファッションブランドとのコラボレーションによって、世界範(fàn)囲でストリートカルチャーブームを巻き起こしている。そしてまさに業(yè)界の垣根を越えた一連のアクションによって、もともとは限られたファン向けの美術(shù)館に展示されるような作品が、大衆(zhòng)消費(fèi)の視野に入ってきている」と沈センター長(zhǎng)は指摘する。

それと同時(shí)に、デザイナーズトイやストリートアート作品を購(gòu)入することもトレンドを仕掛けるバイヤーの潛在的投資手段となっていった。アート市場(chǎng)関連情報(bào)大手のアートプライスが発表した「2017年現(xiàn)代美術(shù)市場(chǎng)年次報(bào)告書(shū)」によると、世界で最も人気のあるアーティストのトップ10に、キース?ヘリング、シェパード?フェアリー、バンクシー、カウズら4人のストリートアーティストが名を連ねた。ストリートアートはコレクターから絶賛されると同時(shí)に、現(xiàn)在のアート作品市場(chǎng)で最も活力あるカテゴリーの一つとなっている。

「サブカルチャーが大衆(zhòng)の視野に入り、しかも獨(dú)自の産業(yè)チェーンを作り上げたことは、文化の発展?進(jìn)化の普遍的法則だ」と語(yǔ)る中央財(cái)経大學(xué)文化?伝媒學(xué)院の魏鵬挙院長(zhǎng)は、ポスト現(xiàn)代社會(huì)の到來(lái)に伴って、人々はますます文化の多元性を強(qiáng)調(diào)するようになり、アートも伝統(tǒng)的な意味での認(rèn)識(shí)にとどまらなくなり、単なる一枚の絵や一點(diǎn)の彫刻ではなくなった、と考えている。魏院長(zhǎng)は、「ストリートカルチャー関連商品は一定の蕓術(shù)的付加価値があるが、それにも増して文化的記號(hào)を體現(xiàn)している。消費(fèi)者は文化的な共感を手にするためにこうした商品を購(gòu)入する」と指摘している。（編集AK）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年6月7日