現(xiàn)在、中國(guó)は対外貿(mào)易の安定、外資の安定に力を入れる。これと同時(shí)に、経済貿(mào)易摩擦、グローバル経済の成長(zhǎng)鈍化といった要因の影響を受けて、日本の輸出額は今年7月に8ヶ月連続の減少となり、日本政府は今年の経済成長(zhǎng)率予測(cè)を下方修正した。

中國(guó)社會(huì)科學(xué)院日本研究所の張季風(fēng)副所長(zhǎng)は、「中日両國(guó)は過(guò)去100年間にもみられなかったような大きな局面の変化に直面しており、保護(hù)貿(mào)易主義への反対では共同の利益を有する。今は、保護(hù)貿(mào)易主義の臺(tái)頭が経済グローバル化に対しどれほどの衝撃を與えるのか正確に推し量ることは難しく、この重要なタイミングで経済貿(mào)易協(xié)力を強(qiáng)化するのは、中日雙方にとってのみならず、東アジア地域経済や世界経済の安定発展にとっても重要な意義をもつ」との見(jiàn)方を示した。

産業(yè)チェーンの相互補(bǔ)完が雙方の協(xié)力強(qiáng)化に基礎(chǔ)を提供した。張副所長(zhǎng)は、「日本はグローバルバリューチェーンの中で川上に位置し、中國(guó)は中流?下流に位置し、両國(guó)の産業(yè)構(gòu)造は相互補(bǔ)完性が強(qiáng)い?，F(xiàn)在、中日の相互投資はまだバランスが悪く、中國(guó)の対日投資規(guī)模はまだまだ小さい。こうした狀況の中、日本がさらに市場(chǎng)を開(kāi)放し、中國(guó)の対日直接投資を促進(jìn)することにはなお大きな潛在力がある。そして日本の対中直接投資もピーク期のレベルに戻っておらず、相互投資を拡大すれば中日両國(guó)のグローバルバリューチェーンとグローバル供給チェーンにおける?yún)f(xié)力をさらに強(qiáng)化できる」と述べた。

上海社會(huì)科學(xué)院國(guó)際問(wèn)題研究所の王夢(mèng)雪補(bǔ)助研究員は、「中日は多くの産業(yè)分野ではっきりとした相互補(bǔ)完の優(yōu)位性を備える。第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力の場(chǎng)合、日本企業(yè)の進(jìn)んだ技術(shù)や管理経験を中國(guó)企業(yè)の作業(yè)効率や人的コストの優(yōu)位性とよりよく結(jié)びつけることができれば、雙方の第三國(guó)市場(chǎng)協(xié)力での優(yōu)位性がさらに向上し、中日両國(guó)にも、さらには第三國(guó)市場(chǎng)にもメリットがある。このほか、中日はハイエンド製造、省エネ?環(huán)境保護(hù)、観光、ECなどの分野での協(xié)力でも巨大な潛在力をもつ」と述べた。

王補(bǔ)助研究員によれば、「中日には自由貿(mào)易保護(hù)という共通の懸念があり、バリューチェーンの優(yōu)位性の相互補(bǔ)完という現(xiàn)実的な基礎(chǔ)もあり、雙方が経済貿(mào)易協(xié)力を強(qiáng)化する大きな流れは今後も続き、さらに深化すると予想される」という。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年9月12日