中國が経済超大國なのか、新しい先進(jìn)エコノミーなのかは、判斷や評(píng)価というだけでなく、中國の実際の利益にも関わることだ。ここ數(shù)年、西側(cè)の世論は中國がすでに先進(jìn)國であると吹聴することが多く、その最も重要な原因は、中國から発展途上國が享受できる各種の権利を剝奪しようとすること、中國に先進(jìn)國が果たすべき一部の責(zé)任を追わせようとすることにある。言い換えれば、中國の経済発展レベルをこのように定義するのは、さまざまな身勝手な考えによるものなのだ。

中國が考える中國の発展水準(zhǔn)はつまるところどのようなものか、事実はその中にある。中國は世界貿(mào)易機(jī)関（WTO）が発展途上國に與える関稅上の優(yōu)遇措置に寄りかかってはいないし、絶えず自主的に平均関稅率を引き下げる、対外的にネガティブリスト制度を打ち出すなどは、これらはいずれも普通の発展途上國にできることではない。中國は実際の狀況を踏まえ、これまでずっと対外経済貿(mào)易関係を調(diào)整し続けてきたのであり、西側(cè)諸國の一部の要求にも積極的に対応する態(tài)度を示してきた。しかし中國は先進(jìn)エコノミーではない。これは事実であり、変えることはできない。

中國社會(huì)はこれまでに勝ち得た成果を総括する必要があり、こうした総括は社會(huì)の自信を高める上で必要なことだ。中國の総括は中國の前進(jìn)する変化の大きさを強(qiáng)調(diào)するものがほとんどで、中國の絶対的な発展の程度を誇張してはいない。中國は発展途上國であり、私たちは「社會(huì)主義の初級(jí)段階」にいる。これは中國社會(huì)における相當(dāng)普遍的で強(qiáng)固な共通認(rèn)識(shí)だ。外國人が中國でしばらく暮らし、いろいろな場(chǎng)所を訪れたなら、中國に対して同じような客観的な見方ができるようになる。

パワーのある國が必ずしも先進(jìn)國ではない。インドの現(xiàn)在のパワーは中等先進(jìn)國の多くを上回るが、インドを先進(jìn)國の列に入れるのも明らかに適切ではない。中國の人々は生活水準(zhǔn)を絶えず向上させる権利をもち、中國を誤って先進(jìn)國とみなさないことは中國人のこうした権利を支持する上でプラスになる。本質(zhì)的に言えば、これは重要な人権に関わる原則でもある。

國の実力を比べるのは地政學(xué)に関連してのことが多く、経済発展の根本的な推進(jìn)力は各國の人々の素晴らしい生活を送りたいと願(yuàn)う気持ちだ。西側(cè)が中國を先進(jìn)國の列に押し込むなら、まずこれは事実ではないし、中國社會(huì)の支持と賛同を得られないことも確実だ。よって現(xiàn)実的な國際関係に持続的な影響を與える可能性も低いと言える。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2019年9月27日