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伝統(tǒng)文化に関する調(diào)査、97%が創(chuàng)意工夫ある見せ方を支持

人民網(wǎng)日本語版 2020年02月10日12:15

中國中央テレビ(CCTV) で放送中の漢詩をテーマにした視聴者參加型番組「中國詩詞大會」シーズン5が人気となっていることで、人々の間で再び伝統(tǒng)文化への注目が高まり、多くの若者も漢詩など古典文學や中國畫などの伝統(tǒng)文化?蕓術に觸れ、好むようになっている。中國青年報が伝えた。

中國青年報社社會調(diào)査センターと問巻網(wǎng)(wenjuan.com)が調(diào)査対象者2006人に対して行った調(diào)査の結(jié)果によると、調(diào)査対象者の97.0%が創(chuàng)意工夫のある伝統(tǒng)文化の見せ方を好んでいた。交流分析の結(jié)果、こうした見せ方を好む割合が最も高かったのは「90後(1990年代生まれ)」(98.8%)で、それに次いで高かったのは「80後(1980年代生まれ)」(97.1%)だった。

北京の劉晨晨さん(仮名、女性)は1990年生まれで、休日には手工蕓や絞り染め、中國畫などのカリキュラムに參加し、家には自身の作品が數(shù)多く飾られている。

「以前北京のあるアートエリアに遊びに行った時、絞り染めの體験講座をやっているのを見かけた。その講座では、絞り染めの手順が簡略化され、參加者は途中まですでに出來上がっているキットを加工して、自分の作品を仕上げることができた。こういう方法であれば、一般の人もこの伝統(tǒng)技術を知り、體験しやすくなる」と劉さんは言う。

調(diào)査結(jié)果によると、伝統(tǒng)文化の見せ方と伝え方については、61.9%が「伝統(tǒng)的な要素と現(xiàn)代的な要素との融合」を好んでおり、59.8%が「シンプルでユーモアにあふれた歴史の新解釈」を好み、50.8%が「科學技術の要素を取り入れた見せ方」を好み、46.1%が「畫面や音聲のある伝統(tǒng)文化関連の動畫」を好んでいた。

中央財経大學文化経済研究院院長で、北京大學文化産業(yè)研究院研究員の魏鵬挙氏は、「文化のソフトパワーは一國の総合力において重要な位置を占めている。中國の伝統(tǒng)文化は世界への発信の面でかなりの業(yè)績を上げており、中國の書道や太極拳、中醫(yī)薬などはどれも國際的に一定の影響力を持っている」と指摘する。

上海のある大學の大學院に在籍する王亮さん(仮名)は、現(xiàn)在伝統(tǒng)文化を伝える上で存在する問題は、伝えようとする人がその対象となる受け手の興味に合わせて伝えることが難しい點だと指摘する。王さんは、「ただ、優(yōu)れた事例もある。例えば『中國詩詞大會』のような番組はとてもいい。伝統(tǒng)文化にその場景や競技などの要素を盛り込み、視聴者が楽しみながら漢詩の內(nèi)容を理解できるようになっている」と述べた。

また劉晨晨さんは、「去年とても人気を博したあるゲームでは、多くの歴史上の人物のキャラが登場し、スキルもその人物の特徴に合わせて設定されていた。このゲーム自體は伝統(tǒng)文化を伝える上でとても優(yōu)れたツールだったが、一部のキャラクターの性別設定が歴史上の事実とは異なっていた。これはアレンジが行き過ぎていた」と言う。

現(xiàn)在、伝統(tǒng)文化の伝え方にはどのような問題があるのだろうか?調(diào)査対象者の62.7%は「伝統(tǒng)文化の見せ方には新鮮味がない」と回答し、61.2%は「アレンジが行き過ぎ、重要な事実が歪められている」と回答、56.6%は「一部の宣伝や見せ方は単調(diào)で型にはまっている」と指摘した。

魏氏は、「現(xiàn)在、伝統(tǒng)文化伝承の面では、形式を過度に偏重し、內(nèi)容をなおざりにするという問題がある」と指摘し、「例えば書道や手工蕓、伝統(tǒng)的祝日の面などで、伝統(tǒng)文化の內(nèi)在的価値観に対する人々の學びや認識、伝承は十分とは言えない?,F(xiàn)在數(shù)多くみられる內(nèi)容をなおざりにしている現(xiàn)象は、伝統(tǒng)文化がしっかり伝承されていないことと大きな関係があると思う」との見解を示す。

また、伝統(tǒng)文化の伝え方については、調(diào)査対象者の70.1%が「新しい要素を取り入れて、伝統(tǒng)文化に活力を吹き込む」ことを望んでおり、58.7%は「今後伝統(tǒng)文化商品の內(nèi)容やポジショニングをより精確に行う」を希望し、55.0%が「先進技術を取り入れて、五感に訴える」と回答、49.1%が「SNSメディアで広める」ことを提案した。(編集AK)

「人民網(wǎng)日本語版」2020年2月10日

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