中國(guó)と英國(guó)の研究チームは、稲の一つの重要遺伝子を調(diào)節(jié)することで、その窒素肥料の利用効率が上がることを発見した。この研究は稲の品種改良に活用される見込みで、施肥のコストと環(huán)境汚染リスクを削減すると同時(shí)に、稲の生産量を上げる。新華網(wǎng)が伝えた。

　米サイエンス誌の巻頭を飾ったこの研究によると、現(xiàn)在の主要稲品種のうち、稲の成長(zhǎng)?発育の窒素への反応に関する重要遺伝子としてのNGR5の発現(xiàn)量を増やすことで窒素肥料の利用効率を高めるだけでなく、その優(yōu)良な半矮性や高収量の特性を維持できる。窒素肥料の使用量を適度に減らした上で、より多くの生産量を達(dá)成できる。

　論文の連絡(luò)著者の一人で、中國(guó)科學(xué)院遺伝?発育生物學(xué)研究所の傅向東氏は、「1960年代の矮化育種を象徴とするグリーン革命により、稲と小麥は肥料の大量投入に耐えることができ、倒れにくく高収量という優(yōu)れた特徴を持つようになったが、窒素肥料の利用効率が低いという欠點(diǎn)も存在し、稲の生産量の化學(xué)肥料への依存度が高くなった。窒素肥料の大量使用は、大気汚染と河川?湖沼の富栄養(yǎng)化を引き起こす」と述べた。

　研究者によると、彼らは稲品種のNGR5の優(yōu)れた対立遺伝子を発見した。窒素肥料水準(zhǔn)への反応が敏感で、これを利用することで「低コスト?高収量?環(huán)境にやさしい」新品種の栽培につながるという。（編集YF）

　「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年2月10日