「私はすでに貧困から脫卻でき、所得もそこそこ得られているので、武漢に野菜10トンを寄贈(zèng)したい。どうやって送ったらいいのか教えて欲しい」と村に駐在する第一書(shū)記に連絡(luò)してきたのは、広西壯（チワン）族自治區(qū)桂林市灌陽(yáng)県に住む、貧困から脫卻した陸吉順さんだ。人民網(wǎng)が伝えた。

新型コロナウイルス感染による肺炎の感染拡大が中國(guó)全土の人々の心を結(jié)びつけている。陸さんは灌陽(yáng)鎮(zhèn)徐源村で180ムー（1ムーは約6.7アール）の畑を借りて野菜を栽培している?！父腥緬埓螭斡绊懁?、武漢をはじめとする一部の地域では、野菜の供給不足が生じている可能性が高い。私たちが育てた野菜の販路には影響が出ていないので、皆で相談して、野菜10トンを武漢に寄贈(zèng)することを決めた」という陸さんは、徐源村に駐在する鄭洪第一書(shū)記に自ら連絡(luò)を取り、地方政府に輸送ルートの確保を手伝ってもらえないかと相談した。灌陽(yáng)県委員會(huì)組織部と灌陽(yáng)鎮(zhèn)政府が検討し、速やかに寄贈(zèng)される野菜の輸送ルートを決定した。灌陽(yáng)県郵便局は2月7日、専用車両を出し、この愛(ài)のこもった野菜を桂林まで輸送した後、武漢への統(tǒng)一輸送に組み入れた。

潅陽(yáng)鎮(zhèn)は2月5日、徐源村野菜栽培基地において、徐源村委員會(huì)幹部や駐村作業(yè)チーム、青年ボランティアなど約40人を組織し、野菜の収穫から洗浄、車両への積み込みなど必要な作業(yè)を行い、その作業(yè)ぶりは熱のこもったものとなった。駐村作業(yè)チームのメンバーは、「貧困から脫卻した人々が、野菜の寄贈(zèng)を申し出たのだから、我々が微力ながら手伝うのは當(dāng)然のことだ」と話した。

陸さんは、「1月末に、2つの野菜仲買商が、野菜の仕入れを我々に提案してきたが、私たちは承知しなかった。今回の新鮮な野菜は、武漢の市民や新型肺炎の第一線で闘っている醫(yī)療従事者のために、特別確保しておいたもの。私たちも彼らを応援したい！」と話した。

灌陽(yáng)県は、新型コロナウイルス感染による肺炎の発生?拡大以來(lái)、村やコミュニティの黨幹部を組織して予防関連知識(shí)の普及活動(dòng)や住民に対する予防?抑制の大切さを訴えてきたほか、微信（WeChat）グループを通じて、企業(yè)?個(gè)人に対し、新型肺炎との闘いをサポートするための物資寄贈(zèng)を呼びかけてきた。陸さんが寄贈(zèng)した野菜10トンのほか、西山瑤（ヤオ）族郷南江村の騰達(dá)栽培養(yǎng)殖農(nóng)民専業(yè)合作社は青梗菜10トンを、水車鎮(zhèn)修睦村同興種養(yǎng)合作社の陸長(zhǎng)連さんはダイコン10トンを、それぞれ寄贈(zèng)した。（人民網(wǎng)記者 朱暁玲 史春來(lái) 卿華）（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年2月21日