新型コロナウイルスによる肺炎のため春節(jié)（舊正月、今年は1月25日）連休期間には攜帯電話の販売狀況が冷え込んだが、最近はメーカーが相次いで5G対応の新機(jī)種を発表しており、まもなく訪れる5G発展イヤーへの期待がうかがえる。中國(guó)新聞社が伝えた。

1月から2月にかけて、感染狀況が消費(fèi)に打撃を與え、攜帯電話の売り上げも影響を免れなかった。中國(guó)情報(bào)通信研究院がまとめたデータによれば、1月の中國(guó)攜帯市場(chǎng)の端末出荷量は2081萬臺(tái)で、前年同期比38.9％減少した。

調(diào)査會(huì)社カウンターポイントの予想では、今年第1四半期には中國(guó)のスマートフォン出荷量が約30％減少するという。

逆風(fēng)の中、5Gスマホが発表ラッシュを迎えた。華為（ファーウェイ）は24日に次世代折りたたみ式5Gスマホ「MateXS」を発表した。中國(guó)市場(chǎng)での販売価格は1萬6999元（1元は約15.7円）と高額で、3月5日から販売を開始する。その後、ファーウェイ傘下の栄耀ブランドも5Gスマホ2機(jī)種を発表した。

米クアルコムが発表した5Gプラットフォームとなる新プロセッサー「スナップドラゴン865」も発表ラッシュを後押しするとみられる。25日には、vivo傘下の新進(jìn)気鋭のブランド?IQOOがこのプラットフォームをベースにした「iQOO3」を発表し、天貓（Tmall）、京東、蘇寧の3大プラットフォームですでに販売されている。最近は、同プラットフォームベースの5Gスマホ數(shù)十機(jī)種が開発中かすでに発売されている。

2018年と19年の中國(guó)攜帯市場(chǎng)は2年続けて端末の出荷量が減少した。20年のスタートは順調(diào)ではなく、産業(yè)チェーン全體が低迷狀態(tài)に陥ったが、通年の景気指數(shù)には引き続き期待が寄せられる。

第一に、5Gネットワーク構(gòu)築が加速するとみられる。最近、中央政府は5G建設(shè)を加速するよう求めた。工業(yè)?情報(bào)化部（?。─匣Pネットワーク運(yùn)営企業(yè)に要求を打ち出し、5G商用化の歩みを加速し、投資の安定に対する5Gの積極的な役割を発揮するよう求めた。

感染狀況のために5G関連の入札、建設(shè)が延期されたが、3大通信キャリアは、「今年の5G建設(shè)の目標(biāo)は変わらない」としている。中國(guó)聯(lián)通は今年第3四半期に通年の目標(biāo)を達(dá)する計(jì)畫だ。公開された情報(bào)によると、3大キャリアは今年、5G基地局55萬ヶ所を新たに建設(shè)するとしており、5Gネットワークが地級(jí)市（省と県の中間にある行政単位）レベルの都市をすべてカバーすることになる。

第二に、産業(yè)チェーンでは供給が回復(fù)しつつある。ハイテク企業(yè)?衆(zhòng)誠(chéng)智庫(kù)の張揚(yáng)アナリストは、「現(xiàn)在の供給チェーンには欠けているところがあって完全ではなく、川下の末端の消費(fèi)が低迷し、川中と川上の生産が制約されている。川上と川下が同じペースで業(yè)務(wù)を再開しなければ、積極的なプラスの相乗効果をもたらすことはできない」との見方を示した。