中國、ドイツ、EUの首脳によるテレビ會(huì)議が14日に開催され、習(xí)近平國家主席が獨(dú)歐首脳と中國とEUの関係や共通関心事について踏み込んだ意思疎通を行った。今回の會(huì)議に國際社會(huì)は一様に強(qiáng)く注目した。（文：易凡?國際問題ウォッチャー。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

中國とEUの外交関係樹立から今年で45年になる。過去45年間の成果は中國とEUが制度的な対立者ではなく、包括的な戦略パートナーであることを十分に示している。雙方には根本的な利害衝突がなく、協(xié)力が競爭を遙かに上回り、共通認(rèn)識(shí)が意見の相違を遙かに上回っている。中國側(cè)は相互尊重と內(nèi)政不干渉を前提條件に、EU側(cè)と協(xié)力を強(qiáng)化し、相互理解を促進(jìn)することを望んでいる。

中國とEUは心を一つにして新型コロナウイルスと闘い、同舟相救ってきた戦友だ。感染が拡大し始めて以來、中國とEUは互いに見守り助け合い、新型コロナ対策の國際協(xié)力における模範(fàn)となった。習(xí)主席は仏獨(dú)伊など歐州各國及びEU機(jī)関の首脳と連絡(luò)を取り、新型コロナ対策における各國の自信を支え、団結(jié)を後押しするためにリーダーシップを発揮してきた。中國側(cè)は中國の感染狀況が深刻な時(shí)に歐州が支援の手を差し伸べてくれたことを忘れることはなく、引き続き歐州各國を可能な限り支援し、共に困難を克服していく。

中國とEUは開放を堅(jiān)持し、正義を堅(jiān)守するパワーだ。世界の二大エコノミー及び多極化する國際構(gòu)造における獨(dú)立自主の重要な二大パワーとして、中國とEUは斷固として自由貿(mào)易を守り、開放型世界経済の構(gòu)築を後押しし、気候変動(dòng)やイランの核問題といった世界的な試練や紛爭問題に共同で対処し、世界の公平と正義を守るために重要な貢獻(xiàn)をする。

現(xiàn)在世界は多國間主義か一國主義か、開放か閉鎖か、協(xié)力か対立かという3つの大きな選択に直面している。中國とEUは、投資協(xié)定交渉の年內(nèi)妥結(jié)を推進(jìn)し、「中國EU協(xié)力2025戦略計(jì)畫」に速やかに調(diào)印し、グリーン?パートナーシップを築き、デジタル経済協(xié)力を強(qiáng)化して、雙方に幸福をもたらす。また、新型コロナ対策の國際協(xié)力を強(qiáng)化し、ワクチンや治療薬の共同開発を行い、世界保健機(jī)関（WHO）の取り組みを支え、産業(yè)チェーンとサプライチェーンの安定を維持し、世界経済の早期回復(fù)を後押しすることも、中國EU協(xié)力の重要分野だ。多國間主義の維持、「分離」と対立の阻止、世界の平和と安全の維持における安保理を始めとする國連の中心的役割の支持、WTO等國際機(jī)関の核心的価値と基本原則の支持、より持続可能で安全な世界秩序の構(gòu)築などの面において、中國とEUの協(xié)力にはなすべき余地が大いにある。

新型コロナウイルス感染癥は、人類が運(yùn)命共同體であることを改めて我々に告げた。変化の激しい國際情勢を前に、開放と協(xié)力という暖流を支持し、封鎖と対立という逆流を阻止することは、中國とEUの共通利益にかない、ポストコロナ時(shí)代の世界の発展を後押しするための「中國とEUの貢獻(xiàn)」にもなる。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2020年9月14日