陝西省秦嶺山脈の北麓に生息するトキの個(gè)體數(shù)をさらに増やし、分布範(fàn)囲を拡大させ、個(gè)體群を継続して健全に発展させるべく、トキの放鳥が今月26日、秦嶺國(guó)家植物園で行われた。華商網(wǎng)が報(bào)じた。

同日、秦嶺國(guó)家植物園の楓葉湖の湖畔で、トキ20羽が放鳥された。

今回放鳥されたトキ20羽の年齢はさまざまで、陝西省林業(yè)當(dāng)局はそのうち5羽に衛(wèi)星発信器を裝著し、トキの生存狀況をリアルタイムでモニタリングする。トキの野外でのエサ探し、繁殖、移動(dòng)などの規(guī)律を研究し、トキの長(zhǎng)距離飛行を回復(fù)させるための科學(xué)的調(diào)査を行う。冬の間は、エサを與え、野外での生息に適応できていない個(gè)體を発見した場(chǎng)合はすぐに救出して、收容する。

7羽から5000羽以上に

第14回中國(guó)全國(guó)運(yùn)動(dòng)會(huì)のマスコットキャラクターに

陝西省林業(yè)局の黨雙忍局長(zhǎng)は放鳥に先立って挨拶をし、「トキは、6000萬年前の始新世の時(shí)代からいる鳥類で、その時(shí)から東アジア大陸やシベリアの上空を飛び回っていた。昔、トキの個(gè)體數(shù)は非常に多かった。しかし、20世紀(jì)に入り、農(nóng)業(yè)の工業(yè)化が進(jìn)み、トキは前例のない生存の危機(jī)に直面するようになった。1981年、世界で殘るトキは、秦嶺山脈の山奧にある陝西省洋県に生息する7羽だけとなり、秦嶺山脈はトキにとって、『ノアの方舟』となった」と語(yǔ)った。

長(zhǎng)年の努力を経て、トキの個(gè)體數(shù)は1981年の7羽から、現(xiàn)在は5000羽以上に増え、生息面積も當(dāng)時(shí)の5平方キロから1萬5000平方キロに拡大した。人工的な繁殖と野生化のため放鳥されたトキはすでに第10世代以上となっており、世界にトキの人工繁殖?飼育?保護(hù)、野生化、放鳥などの「陝西モデル」を提供している。トキ、シンレイパンダ、ガゼル、キンシコウの「秦嶺四寶」は、第14回中國(guó)全國(guó)運(yùn)動(dòng)會(huì)のマスコットキャラクターに選ばれている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2020年9月28日