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「匿名質(zhì)問(wèn)箱」が若者の間で人気に 「知らない人からの関心」が人気の理由は?

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版 2021年01月07日13:44

「今年の曲リストの中でランキングトップの曲とは?」や「あなたの今後10年の人生計(jì)畫(huà)は?」、「異性にふられたことはある?」など、匿名で質(zhì)問(wèn)し、そうした質(zhì)問(wèn)を受け取れるサービス「質(zhì)問(wèn)箱」が最近、若者の間で人気になっている。好奇心を満たしたり、疑問(wèn)を解消したりできる「匿名質(zhì)問(wèn)箱」が今、インターネット上で全く新しい交流スタイルを作り出している。

リンクを投稿さえすれば、匿名で質(zhì)問(wèn)が寄せられる仕組み

「匿名質(zhì)問(wèn)箱」の利用方法は簡(jiǎn)単で、登録を済ませると、ウェブ上で自分あての質(zhì)問(wèn)を受け付けるページを微信(WeChat)のモーメンツや微博(ウェイボー)などのSNSに投稿することができる。そのページには、「匿名で私に質(zhì)問(wèn)してね」などのメッセージが表示され、同級(jí)生や友人らが匿名で質(zhì)問(wèn)することができる。戀愛(ài)や勉強(qiáng)、キャリアプラン、夢(mèng)などに関する質(zhì)問(wèn)など、ありとあらゆることを質(zhì)問(wèn)することができる。

ネットユーザー「小仙女」は、質(zhì)問(wèn)箱のリンクを1日の間にモーメンツに3度投稿した?!浮氦撙螭胜嗡饯藢潳工胭|(zhì)問(wèn)はどんな分野に集中しているのだろう?』、『みんなの目に私はどのように映っているのだろう?』という気持ちから、是非質(zhì)問(wèn)してもらいたいという気持ちが確かにある」と話す。

「知らない人から寄せられる感心」が人気になる理由は?

公開(kāi)されている統(tǒng)計(jì)によると、ある「匿名質(zhì)問(wèn)箱」のミニプログラムやアプリの利用者は2年間で約200萬(wàn)人となった。そこでは、大勢(shì)の若者が、普段は表に出せない思いや秘密を吐き出したり、「知らない人から寄せられる感心」を感じたりしている。

質(zhì)問(wèn)箱には、若者の愛(ài)と悲しみが寄せられている?!钢旰悉い摔厦妞认颏盲蒲预à胜な陇猡郡丹螭ⅳ?。でも、匿名なら話は違う」というわけだ。

「相手が誰(shuí)か分からないというのが、匿名質(zhì)問(wèn)箱の一番おもしろいところ。もしかすると、ずっと連絡(luò)していなかった友人かもしれないし、全然知らない人かもしれない。質(zhì)問(wèn)箱を通して、交流し、繋がるというのは、とても不思議な感じがする」とする意見(jiàn)もある。

一部の有名人にとっても、「匿名質(zhì)問(wèn)箱」は、ファンとコミュニケーションを取る新たなチャネルとなっている。ある有名なオンライン作家は、「ファンから匿名質(zhì)問(wèn)箱に寄せられる質(zhì)問(wèn)に、定期的に答える」と話す。

「匿名で質(zhì)問(wèn)」は「コミュ障」が原因?

好奇心を満たし、率直に交流できるほか、「安全な距離」を保つことができるというのが、匿名質(zhì)問(wèn)箱が人気になっている理由の一つだ。それはコミュニケーション障害に悩む多くの若者のニーズに応えているともいえる。

あるネットユーザーは、「『匿名質(zhì)問(wèn)箱』は、なかなか言い出せないことを話す機(jī)會(huì)を作ってくれている。以前にQQのグループチャットで、同級(jí)生と言い合いになった。でも、誰(shuí)も『ごめんなさい』とは言い出せなかった。その後、匿名質(zhì)問(wèn)箱を通して、質(zhì)問(wèn)したり、答えたりし合い、仲直りできた」とする。

ただ、そのような「安全な距離」について、専門(mén)家は必ずしも楽観視してはいない。

東南大學(xué)附屬中大病院の心理精神科の袁勇貴主任は、「『匿名質(zhì)問(wèn)箱』を使うと、匿名での交流に依存するようになりがちだ。顔と顔を合わせて解決できる問(wèn)題でも、『匿名』という方法を使うというのは、自信のなさの表れであるほか、雙方がしっかりとした信頼関係を築いておらず、互いに理解してもらえないことを恐れていることの表れでもある。これが、若者が自分に『コミュニケーション障害』というレッテルを貼る根本的な原因の一つだ?!焊钉悉ぁ护趣いΔ韦?、やっていくうちに上手くなっていくもので、ずっとインターネットに依存し、実際に顔と顔を合わせて交流することがなければ、交流の能力が退化してしまう。そのため、知り合い同士で、『匿名』制を使うというのはゲームにとどめるべきで、それに依存してはならない。勇気を出して一歩踏み出し、同級(jí)生や友人と、健全で安全な社會(huì)関係を築き、交流をたくさんしてそのスキルを磨くことで、本當(dāng)の意味での『安全な距離』を保つことができる。人と人というのは友好的に付き合えるものだと信じるべきだろう」と指摘している。(編集KN)

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年1月7日

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