雲(yún)南省林業(yè)?草原科學院はこのほど、雲(yún)南省香格里拉(シャングリラ)市の哈巴雪山で希少種のキプリペディウム?エレガンス(Cypripedium elegans)の新たな群生を発見した。同省でキプリペディウム?エレガンスの新たな情報が記録されたのは実に25年ぶり。前回の記録は、1996年に麗江市の玉竜雪山で採取された標本だった。人民網(wǎng)が報じた。
キプリペディウム?エレガンスは、國際自然保護連合(IUCN)のレッドリストに登録されている。そのタイプ標本は1879年に中國の西蔵(チベット)自治區(qū)で採取された。中國では同自治區(qū)と雲(yún)南省でしか生育していない希少種だ。
キプリペディウム?エレガンスは、哈巴雪山保護區(qū)でも約80株しか生育しておらず、その數(shù)は極めて少ない。また、高山の放牧地がある場所に生育しているため、放牧されている動物や人間の活動によって荒らされてしまう可能性がある。そのため、雲(yún)南省林業(yè)?草原科學院蘭花保育チームは、雲(yún)南哈巴雪山省級自然保護區(qū)、シャングリラ高山植物園と連攜して、キプリペディウム?エレガンスの総合保護研究を展開していく。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年8月24日