少し前に中國(guó)の習(xí)近平國(guó)家主席がアジア信頼醸成措置會(huì)議（CICA）で提唱した「共通、総合、協(xié)調(diào)的、持続可能な安全保障」を柱とするアジア安全保障観に鳩山氏は強(qiáng)く共感?！噶?xí)主席のイニシアティブに大変関心を抱いた。特にアジア『運(yùn)命共同體』という提起の仕方だ。アジアは一つの全體として、アジア全體の信頼関係を高めるために協(xié)力を行うべきだ?，F(xiàn)在の日本の指導(dǎo)者にこうした協(xié)力の意向がないのは良くないことだ。日本もこうした協(xié)力の運(yùn)命共同體に參加すべきだ」と語(yǔ)った。

　また「アジア『運(yùn)命共同體』へと通じる道においては、まず隣國(guó)間の相互嫌悪感を克服し、國(guó)民感情を改善する必要がある。隣國(guó)間の感情的対立の大きな原因は歴史の殘した領(lǐng)土紛爭(zhēng)などの問題であり、これは歴史上の事実に基づき解決策を探り出す必要がある。特に日本は、より大きな勇気をもって歴史上の事実を直視すべきだ」と指摘した。

　鳩山氏は「中日関係の現(xiàn)在の困難を克服するには、釣魚島（日本名?尖閣諸島）問題が避けられない。日本の田中角栄首相と中國(guó)の周恩來総理が當(dāng)時(shí)『係爭(zhēng)棚上げ』の共通認(rèn)識(shí)にいたったことは事実だ。係爭(zhēng)を後の代の人の解決にゆだねる。これは両國(guó)指導(dǎo)者の政治的知恵であり、継承する価値がある。日本側(cè)はこの精神をより良く理解する必要がある。また、中日両國(guó)は引き続き教育、経済、環(huán)境、文化面で協(xié)力と交流の機(jī)會(huì)をつくり、上層部対話から民間交流まで各レベルの交流を築くべきだ。こうしてこそ両國(guó)関係は徐々に改善されうる」と語(yǔ)った。

　2012年に日本政府が釣魚島のいわゆる「國(guó)有化」を?qū)g施した後、中日関係は新たな谷底に陥った。鳩山氏はこうした背景の下で繰り返し訪中して演説を行い、歴史?領(lǐng)土問題で日本は事実を直視すべきだと主張している。鳩山氏は日本の民衆(zhòng)は歴史的事実をもっとよく知り、事実を直視し、認(rèn)める勇気を持つ必要があると考える。

　鳩山氏はインタビューで「日本には自分のような人も多くいる。多くの日本人が中國(guó)との関係をうまくすることを望んでいるのは間違いない」とも語(yǔ)った。（編集NA）

　「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年6月16日