中國(guó)とASEAN諸國(guó)は24日にインドネシアで「南中國(guó)海における関係國(guó)の行動(dòng)宣言（DOC）」の実行に向けた第11回共同作業(yè)部會(huì)會(huì)議を行った。中國(guó)は「DOCの全面的で実効性ある実行に出席各國(guó)が盡力し、海上実務(wù)協(xié)力の継続的で前向きな発展を促し、COCの協(xié)議プロセスを著実に推進(jìn)することを希望する」と明確に表明した。（文：蘇暁暉?中國(guó)國(guó)際問題研究所國(guó)際戦略研究部副主任。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

　各國(guó)が結(jié)束して地域の平和と安定に努力する必要があるこの重要な時(shí)期に、なんとフィリピンのアキノ大統(tǒng)領(lǐng)は喜んで訪日し、安倍晉三首相との仲睦まじさを大いにアピールし、いわゆる「戦略的パートナーシップの強(qiáng)化」という出し物を演じて、地域の平和と安定に新たな災(zāi)いのもとをもたらした。

　平和憲法の改正に力を入れ、戦後國(guó)際秩序からの脫卻を愚かにももくろむ安倍政権は、地域の國(guó)々に不安を抱かせ、問題視されている。これに対して、同じくかつて日本による侵略の苦しみを受けたフィリピンのアキノ大統(tǒng)領(lǐng)は、なんと「日本は一貫して同情心に富み、國(guó)際法を遵守しており、さらに積極的かつプラスの形で地域と世界に身を投じている」と公然と主張した。この見解は、少なからぬ國(guó)々の近年の印象とは極めて異なり、正反対ですらある。

　日本國(guó)內(nèi)で大きな議論となっている集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)に対しても、フィリピンの首脳はなんと両手を挙げて賛成した。フィリピン側(cè)は「平和憲法は日本の行動(dòng)能力を制限しており、集団的自衛(wèi)権の行使を容認(rèn)して初めて日本は、攻撃を受けた同盟國(guó)を守ることを含め、さらに大きな役割を発揮することができる」と言外の意味がある発言もした。

　フィリピンの「支持」に対して、自ずと日本は相応の返禮をした。フィリピンが中國(guó)の反対を顧みず南中國(guó)海係爭(zhēng)の仲裁を推し進(jìn)める中、安倍首相はアキノ大統(tǒng)領(lǐng)といわゆる「法律とルール」の重要性を再確認(rèn)した。東中國(guó)海情勢(shì)と南中國(guó)海情勢(shì)を緊張させた張本人である日本とフィリピンは、地域情勢(shì)の悪化を前に、自らの行いを省みず、いわゆる「協(xié)調(diào)の強(qiáng)化」を聲高に宣伝した。日本側(cè)はこれに先立ち、フィリピンに巡視艇10隻を供與すると表明。今回の會(huì)談でも安倍首相はこれを再び約束した。これが両國(guó)のいわゆる「協(xié)調(diào)」なのかもしれない。