▽覚醒:ポジションを見定め再起をはかれ
日韓などのワールドカップでの慘敗は、アジア全體のサッカーが置かれている苦境の縮図と言える。戦術(shù)から選手まで、プロリーグから少年サッカーまで、次大會の出場を目指す中國チームにとっては、アジアと世界における自らの位置をはっきりと知ることが必要となる。
日本代表の元監(jiān)督で中國スーパーリーグの監(jiān)督も務(wù)めた岡田武史氏は、「アジアでは、歐州の各リーグで成果を出せるミッドフィルダーは少なくない。だが一年を通して安定したコンディションを保てるフォワードは自國のリーグでも數(shù)少ない」と指摘する。
西アジアから東アジアにやってきた「金満サッカー」が、中國で根を生やし始めている。サッカー市場を刺激すると同時に、実力が高まったような錯覚も生じている。だが、それがもたらした代表チームのフォワードの力不足を中國サッカーも味わうこととなった。海外で経験を積む選手の不足にもつながり、大スターの生まれる道を阻むことにもなる。
今大會のコスタリカの活躍は、中國サッカーにさらに直接的な衝撃を與えた。ワールドカップの昔日の対戦相手が、系統(tǒng)的な若手育成と科學的な計畫によって強くなっている。中國のサッカーも基本に立ち返って再起をはかる必要がありそうだ。(編集MA)
「人民網(wǎng)日本語版」2014年6月26日
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