6月28日に北京で発表された研究報告書「シルクロード経済ベルト建設(shè)：展望とルート」によると、シルクロード経済ベルトの建設(shè)は、3段階の戦略の実施が検討されている。2049年にはほぼ形が整う見込みだ。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

報告書は、中國人民大學(xué)主催?中國人民大學(xué)重陽金融研究院実施の「シルクロード経済ベルト12カ國シンクタンクフォーラム」で発表された。中國のシンクタンクによるシルクロード経済ベルトの研究報告は、習(xí)近平國家主席の2013年の構(gòu)想打ち出し以來初めてとなる。

報告書では、経済ベルト建設(shè)の戦略が、現(xiàn)在から2016年までの「戦略動員期」、2016年から2021年までの「戦略計畫期」、2021年から2049年までの「戦略実施期」に分けられた。

シルクロード経済ベルト沿いの國は、世界のGDP総額に占める割合は55％前後、世界の総人口に占める割合は約70％、世界の既知のエネルギー資源に占める割合は75％前後に達(dá)する。巨大な経済規(guī)模に加え、世界的に高い競爭力と経済発展の速度は、新たなグローバル化時代においてシルクロード経済ベルトが経済の大動脈となる理由となっている。

報告書の発表を擔(dān)當(dāng)した中國人民大學(xué)重陽金融研究院の王文?執(zhí)行副院長はフォーラムで、「報告書は、中國の一部のシンクタンクの研究者の現(xiàn)段階の見方を示しているにすぎない。シルクロード経済ベルトの建設(shè)はゆっくりとしたプロセスであり、長期的で國際的なコミュニケーションと人々の交流を必要とする。衆(zhòng)知を集め、それぞれが長所を生かし、能力に応じて働くようにしなければならない。各方面の優(yōu)位性と潛在力を十分に発揮させ、各參加者の利益共同體と運命共同體とを構(gòu)築する必要がある」と語った。（編集MA）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年7月4日