中國第一汽車株式有限公司とドイツのフォルクスワーゲン(VW)はこのほど北京で、「一汽-VW新生産基地建設(shè)に関する共同聲明」に調(diào)印し、山東省青島市に一汽-VWの華東生産基地を、天津市に華北生産基地をそれぞれ建設(shè)することを明らかにした。一汽-VWにとって、青島の生産基地は5番目の工場に、天津の生産基地は6番目の工場になる。天津第6工場は一汽-トヨタの拠點(diǎn)に近く、またしても血なまぐさい戦いが起こることが予想される。中國経済網(wǎng)が伝えた。
▽天津第6工場 トヨタ包囲の狙いは明らか
一汽-VWが第5工場を建設(shè)することが明らかになると、建設(shè)地に関する推測が広がった。業(yè)界関係者の多くは、華東エリアにあり、巨大な市場を抱え、強(qiáng)みが明確な青島になると予測した。この予測は當(dāng)たったが、當(dāng)たったのは前の半分だけで、後ろの半分の天津工場建設(shè)は予測できなかった。青島の第5工場と天津の第6工場を同時(shí)に建設(shè)することにより、一汽-VWは大きな勝負(fù)をかけようとしている。
天津には自動(dòng)産産業(yè)の発展にふさわしい優(yōu)れた環(huán)境が備わっており、特に重要なのは一汽-トヨタがあることだ。天津港の強(qiáng)みと部品をめぐる強(qiáng)みは言うまでもなく、一汽-トヨタはこうした強(qiáng)みを生かして、天津の地理的な優(yōu)位性をしっかりとその手に握ってきた。
地理的な優(yōu)位性があるため、VWも天津進(jìn)出を長らく願(yuàn)ってきた。またトヨタを包囲したいと考えた場合、天津は必ず抑えなければならない場所だった。2012年以降、ドイツのVW本社は約17億ユーロ(約2351億円)を投じ、天津開発區(qū)でVW社の自動(dòng)変速裝置プロジェクトを進(jìn)めてきた。VWは今回の戦いに向けて準(zhǔn)備萬端だ。おまけにここ2年ほど一汽-VWの業(yè)績は振るわず、VWが敵をたたきのめすのにこれほど最適のタイミングを逃すはずがない。広州を傘下におさめたVWは天津に主戦場を移し、包囲されたトヨタにはもはや逃げ場はない。
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