2014年に中國共産黨の腐敗対策行動はその規(guī)模、踏み込み度、密度、および制度的探求のいずれにおいても、かつてない強力な態(tài)勢を見せた。2013年が力強い腐敗対策の始まった年だとするなら、2014年は成果を拡大し、法にのっとった腐敗対策、制度面の腐敗対策へと足を踏み入れるために強固な土臺を築く肝要な年だった。新華網(wǎng)が伝えた。

■今年は省?部級高官の裁判が続々開始

　第18回黨大會後に失腳した省?部級以上の高官50人余りのうち、すでに4人が実刑判決を言い渡された。また、18人がすでに司法手続きに入り、うち12人が本格的な捜査を受け、6人が司法機関に送致された。この他28人がまだ組織調(diào)査を受けている。

　今年は省?部級高官の裁判が続々と始まるが、法にのっとった腐敗対策、法にのっとった官僚管理という目標(biāo)を真に達成できるか否かの鍵は、公正な裁判にある。

■海外での腐敗対策が常態(tài)に　腐敗対策の「第二の戦場」へ

　2014年7月から中國が開始した凄まじい勢いの「猟狐2014」行動は世界の注目を集めた。中國警察當(dāng)局の12月4日の発表によると、すでに60の國や地域で國外に逃亡した経済犯428人を捕まえた。うち、事件金額が1000萬元以上の者は141人、國外逃亡が10年以上になる者は32人だった。

　昨年以來、中國の腐敗対策は海外で力を盡くす新たな段階に入った。年初には「裸官」（家族を海外に居住させ、自分だけ中國國內(nèi)に殘る腐敗官僚）の全面的取締りを広東省など個別の省から全國に拡大。年半ばには世界規(guī)模で逃亡犯を追跡逮捕し、不法取得資産を沒収する「猟狐行動」によって海外での腐敗対策が加速し、その凄まじい勢いは今も続いている。11月のアジア太平洋経済協(xié)力（APEC）閣僚級會議では中國主導(dǎo)の「北京腐敗対策宣言」が締結(jié)され、腐敗対策?法執(zhí)行協(xié)力ネットワークが形成され、アジア太平洋各エコノミー間は逃亡犯追跡逮捕?不法取得資産沒収協(xié)力を加速し、國境を跨ぐ腐敗行為の取締りで連攜することとなった。

　こうした國際的連攜は、中國の腐敗対策と歩調(diào)の合ったものだ。腐敗対策の急速な國際化に、人々は期待を寄せている。外交部（外務(wù)?。─涡旌陾l約法律局長は「次の段階では新たなブレークスルーが必ずあると期待できる。腐敗行為をした者が外國への逃亡によって法的責(zé)任を逃れようと企てるのは、不可能な夢想だ」と述べた。（編集NA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2015年1月5日