中國―ラテンアメリカ?カリブ諸國共同體（CELAC）初の閣僚級(jí)會(huì)議が8、9両日に北京で開催される。中國―CELACフォーラムは雙方協(xié)力の新たなプラットフォームであり、今回の會(huì)議の開催は中國外交にとって新たな一年における重大な外交活動(dòng)であり、中國?中南米関係全體の推進(jìn)にとって一里塚的意義を持つ。中國―CELACフォーラムの開催にあたり、太平洋の対岸から雙方関係の一挙一動(dòng)を注視しているのが米國だ。（文：賈秀東?中國國際問題研究院特別招聘研究員。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

　米國は早くも19世紀(jì)に「モンロー主義」を推し進(jìn)め始め、中南米における歐州の影響力を極力排除した。20世紀(jì)の米ソ冷戦時(shí)代には中南米における自らの「勢(shì)力範(fàn)囲」へのソ連の進(jìn)入を阻止することに全力を挙げ、キューバ危機(jī)が雙方の激しい勢(shì)力範(fàn)囲爭(zhēng)いの縮図となった。冷戦終結(jié)後、米國は中南米との関係を一度は改善したが、長(zhǎng)く続かず、次第に関心を失っていった。米同時(shí)多発テロ後はなおさらにテロとの戦いに注意力を移した。この時(shí)、中南米でも政治的、経済的変化が起きており、雙方の協(xié)力は新たな原動(dòng)力を失い、雙方関係は冷淡な時(shí)期に入った。

　中國と中南米との関係はスタートは遅かったが、急速に進(jìn)展してきた。特に21世紀(jì)に入ると、太平洋を越えた雙方の協(xié)力は一段と加速し、雙方共に相互協(xié)力の価値に気づいた。中國は2008年に「ラテンアメリカ?カリブ諸國に対する政策文書」を発表し、中南米を高度に重視する姿勢(shì)を明らかにし、中南米を発展途上國を構(gòu)成する重要な一部、國際社會(huì)における重要なパワーと見なした。その後、雙方協(xié)力は加速し、すでに現(xiàn)在中國は中南米地域にとって第2の貿(mào)易パートナー、第3の投資元國となっている。

　中國?中南米関係が長(zhǎng)足の進(jìn)展を遂げる中、米國は中國?中南米協(xié)力への疑念や懸念を深めている。米國の政界や各種利益集団は中南米問題において中國要因を注視。ある世論は中南米における中國の戦略的意図は十分に明らかでないとして、米國の戦略的利益に対する影響をさらに見極める必要があるとしている。また別の世論は中南米において米國が當(dāng)然視してきた既得権益を持ち去ってしまうことを懸念し、中國要因を米國の利益に対する「脅威」と見なしてすらいる。こうした見方は中南米における中國の戦略的意図と一致しない。