この鏡がいつできたのか?王氏は、この質(zhì)問の答えに、中日學者の知識が必要だと考えている。「客観的で誠意に溢れた方法で中日両國の文化交流を展開し、この鏡を立ち上げるべきだ。鏡は決して壊してはいけない。一旦壊してしまったら、日本に対する影響はあまり大きくないかもしれないが、中國に対する弊害は計り知れない」と王氏。
NHKは、毎年社會問題を取り上げたドキュメンタリー番組を制作している。このドキュメンタリー番組に著目しても、中國の題材を扱ったものが半分以上を占めている。近年の不況を受けて、NHKのドキュメンタリー番組の制作本數(shù)も減少しているが、この比率だけは変わっていない。一方、中國メディアが日本を報道する場合、その時の政局の影響を受けやすく、客観的な視點を持つことは非常に難しい。
二つの國が互いの姿を映し出す上で非常に重要な一點は、両國が対等に、あるいは客観的に先方を見ることができないのかと。抗日戦爭(日中戦爭)を研究する上で、歴史における數(shù)多くの殘酷な出來事を目にすることが避けられず、王氏もまた複雑な思いで日本という國を見ている。しかし、どんなに複雑な感情を持っているにせよ、日本に注目するべきだという一點は変わらない。それが対等な注目であったとしても。中國のメディアは、はたして50%のエネルギーを使って、日本を見ているのだろうか?現(xiàn)在、中國は遙か遠い國の出來事を報道しているにも関わらず、身近な隣國に対しては軽視するか敵視している。
なぜ日本に注目するかについて、王氏は、「現(xiàn)在の世界はキリスト教文明が主導する現(xiàn)代化であり、その他の文明は現(xiàn)代化への転換の問題に直面している。あらゆる文明の中で、唯一順調(diào)に現(xiàn)代化を?qū)g現(xiàn)し、しかも成功させた國はおそらく日本だけだろう。ほかの文明は現(xiàn)代化に成功したとは言い難い。実際、中國を含め多くの國が泥沼の中で前に進むのに非常に苦労している。泥沼がいったいどのぐらいの深さなのかさえわからない。そんな中、現(xiàn)代化に成功した隣國が、注目に値しないはずがない。どちらにしても、我々は日本という國を正視するべきだ。(編集MZ)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年1月21日
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