企業(yè)側(cè)は未出産女性を雇うと負(fù)擔(dān)増

ある不動(dòng)産會(huì)社の採用部門の主管を務(wù)めている劉さんは取材に対して、「企業(yè)側(cè)にも苦しい心のうちがある」とし、「當(dāng)社が昨年採用した大卒の女性社員は、入社して2カ月もしないうちに妊娠し、外に営業(yè)に出かけたくなくなり、會(huì)社側(cè)も無理をさせられなくなった。當(dāng)社の社員は出張に出かけなければならいことが多く、女性社員が妊娠してしまうと、出張に行くのは難しくなる。子供が生まれ、數(shù)か月の産休が終わると、女性の心は子供に向けられるようになる。また、健診や赤ちゃんのワクチン接種などで、しょっちゅう仕事を休まなければならず、仕事に影響が及ぶのは必至。そのため、當(dāng)社は通常、男性を中心に採用する。女性を採用する場合は、出産を済ませているのが好ましい」と

説明した。

「単獨(dú)二孩」政策実施後、企業(yè)の新入社員採用の條件に確かに変化が起きている。米誌フォーチュンが毎年発表している世界トップ企業(yè)500社に入る自動(dòng)車企業(yè)のヒューマンリソース擔(dān)當(dāng)者は、「以前は面接で結(jié)婚しているかと子供がいるかを聞くだけだったが、今後は2人目を産む予定があるかを遠(yuǎn)回しに聞かなければならない。今後は既婚者で、子供を2人産んだ女性が優(yōu)先となる」との見方を示している。

同擔(dān)當(dāng)者は、「通常、女性社員は5カ月の産休を取ることができる。そして、條件を満たす女性社員なら、2人目を産むときにも3カ月の産休を取ることができる。平均給與を4000元（約7萬6千円）に保険や公共積立金を加味すると、女性1人を雇うのに1カ月6500元（約12萬3500円）必要で、女性が子供2人の出産のために8カ月休むとなると、會(huì)社はその間計(jì)5萬元（約95萬円）を支出しなければならない」とそろばんをたたいた。