その一方で、米國は中國を戦略的敵対國と見なしている。理念面では中國の臺頭を自國が「アジア太平洋の平和と繁栄を確保するうえでの大きな戦略的試練」と位置づけ、中國のいくつかの行為を「深く注視」している。行動面では「アジア太平洋リバランス」戦略を推し進(jìn)め、仰々しく防衛(wèi)措置を講じて、中國の臺頭に対処している。カーター長官のアジア訪問の大きな目的の1つが、地域の國々との軍事関係の強(qiáng)化だった。日米防衛(wèi)協(xié)力指針が近く改定される。米軍と自衛(wèi)隊(duì)はこれによって協(xié)力を強(qiáng)化し、アジア太平洋や世界の安全保障上の試練に米日同盟がより良く対処できるようにする。國防長官であるカーター氏は意外にも米國のアジア太平洋戦略の経済的突破口である「環(huán)太平洋パートナーシップ協(xié)定(TPP)」を売り込み、「空母と同様に重要」と述べた。TPPが中國を排除するのは明らかだ。
中國の関わる領(lǐng)有権?権益爭いに対して、米側(cè)はいわゆる「國際法、國際準(zhǔn)則」の旗を高く掲げ、平和と安定の維持を口実に、日本やフィリピンによる対中挑発を公然と支持するのに慣れている。
二面性は、米國が対中関係の発展において依然自國の利益を重視していることを反映している。米國は中國の発展を阻止する力が自らになく、「非衝突?非対立、相互尊重、協(xié)力?ウィンウィン」という新型の大國関係の理念を受け入れざるを得ないことを認(rèn)識している。だがプラグマティズムを強(qiáng)調(diào)し、短期的収益を重視し、協(xié)力のもたらす利益を重視しながら、中國の中心的懸念は尊重しようとしない。協(xié)力は非衝突?非対立および相互尊重を基礎(chǔ)に築かねばならず、協(xié)力の最終的目標(biāo)は両國関係の大局に資することであるべきだということを忘れている。
こうした頑なな心理のために、米國が対中関係の発展において根本を忘れ末節(jié)にとらわれるのは必至だ。新型の大國関係が有機(jī)的な全體であり、新型の大國関係の構(gòu)築がシステム工學(xué)であることを知らなければならない。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年4月15日
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