今年4月13日、70歳近い賈さんは、43年間生活を共にしてきた夫の邵氏との離婚を求め、裁判所に訴えを起こした。離婚を求めた原因は、ネット上の出會(huì)いで始まった邵氏の「オンライン戀愛(ài)」という。賈さんの言い分は、「夫は1年あまりの間、ネット上で知り合った女性と不倫関係を続けたことで、自分は心に深い傷を負(fù)った」というものだった。最終的に、邵さんの不倫疑惑は晴れ、裁判所は賈さんの訴えを退けた。北京青年報(bào)が伝えた。

賈さん夫妻のように、長(zhǎng)年連れ添った夫婦が、オンライン戀愛(ài)がきっかけとなって離婚問(wèn)題に発展するケースは、今では珍しくなくなった。北京市西城法院（裁判所）が、熟年夫婦間の案件について調(diào)べたところ、インターネット操作に詳しい高齢者がここ數(shù)年増えるにつれ、オンライン戀愛(ài)が原因で離婚問(wèn)題が生じる熟年夫婦の案件も増加しており、「オンライン戀愛(ài)」は今や、新たな熟年夫婦の離婚原因となった。

西城法院民事法廷の張濤司?副裁判長(zhǎng)は、「我々が2014年通年で受理した熟年夫婦の離婚調(diào)停案件は163件で、前年（144件）比13.2％増と、大幅に上昇している。賈さん夫妻のような『オンライン戀愛(ài)』が原因で離婚問(wèn)題に発展するケースだけではなく、高齢者カップル同士の『スピード結(jié)婚』や『スピード離婚』も増加傾向にある」と話した。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年10月16日