高い知能は人から羨まれるが、清華大學(xué)の施一公副學(xué)長(zhǎng)は清華大學(xué)2015年度入學(xué)の大學(xué)院生に対して、「どの學(xué)科であっても、IQは一番重要でない」と述べた?？萍既?qǐng)?bào)が伝えた。

IQとは何か、一人の成長(zhǎng)においてどれほど重要なのだろうか。北京大學(xué)心理學(xué)部の魏坤琳教授は文章の中で、IQテストはその人のIQを反映できないと指摘した。IQは知能指數(shù)の略稱であり、一連の標(biāo)準(zhǔn)的な試験により各年齢層の知能発展水準(zhǔn)を調(diào)べることができる。知力とは何だろうか？教育學(xué)者のデビッド?パーキンス氏が提唱する理論によると、人の知力は神経知力、経験知力、反省知力の3つに分かれる。現(xiàn)在のIQテストは主に神経知力と経験知力を調(diào)べるもので、求知心、自制心、創(chuàng)造力、コミュニケーション能力など多くの知力が含まれていない。

魏教授は、真の知能＝（神経知力＋経験知力）×反省知力と考えている。つまり反省知力は3者のうち最も重要であり、その他の2種を調(diào)整することができる。

魏教授は一つの例を挙げた。あるクラスに2人の生徒がいる。そのうち1人の方が才能があり、神経知力が優(yōu)っている。彼らは同時(shí)に數(shù)學(xué)を?qū)Wび始めた。知能の高い生徒は學(xué)び始めた頃は覚えがよく、知能が劣る生徒は覚えが悪い。しかし知能の高い生徒の反省知力が2人目の生徒より劣る場(chǎng)合、次にどのようなことが起きるだろうか？反省知力が劣り、長(zhǎng)期的な目標(biāo)を見(jiàn)出だせず、我慢強(qiáng)さが不足し、教員からもらった宿題だけで満足し、しかも簡(jiǎn)単に良い成績(jī)を収めて褒められるならば、ウサギと亀のウサギのようなもの。反省知力が優(yōu)れた生徒は、今は一時(shí)的に遅れているが人と比較する必要はなく、自己向上に努め解決策を見(jiàn)出せば、問(wèn)題を回避できると知っている。そのため1學(xué)期、もしくは1～2年後に、後者が勝利することになる。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2015年9月23日