良い絵本にはどんな特徴があるのだろう?浙江師範大學(xué)の教授で、著名な児童文學(xué)理論家の方衛(wèi)平氏は、「まず、創(chuàng)作の法則にマッチしていなければならない。良い絵本は、文字だけを見てもおもしろいし、絵だけを見てもおもしろい。その二つを結(jié)び合わせると、とてもおもしろいものが出來上がる。次に、良い絵本は強いインパクトがあり、言葉を超えて直接子供の心に訴えかける」と指摘。著名な児童文學(xué)評論家である湯鋭氏も、「絵本の基礎(chǔ)は『絵』。でも、構(gòu)想も大切で、絵を通して、文字では表現(xiàn)できないものを表現(xiàn)することができる」との見方を示す。
中國の絵本と外國の絵本にはどれほどの開きがあるのだろう?少年児童出版社の周晴社長は、「今の狀況から言うと、中國の絵本は外國の絵本とは比べ物にならない。外國の絵本の歴史は長く、絵本作家も、絵本を見て育ったため、自然に絵本を受け入れている。中國では、ここ10-20年で絵本作りが始まり、文字を絵に変える過程がある。中國では作家がまず腳本を書き、イラストレーターが絵を付ける。その過程で失われるものもあれば、意思疎通の不足もある。一方、外國のほとんどの創(chuàng)作者は、文字も絵も自分で手掛ける。そのレベルも高く、表現(xiàn)力も豊か」と指摘する。
近年、曹文軒、秦文君、梅子涵などの児童文學(xué)作家が、オリジナル絵本の製作を始めている。著名な児童文學(xué)作家の劉海棲は、「ここ10年からスタートした中國のオリジナル絵本が常に進歩を遂げてきたことを認識する必要がある」と成果を話す。
「人民網(wǎng)日本語版」2015年11月25日
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