動(dòng)畫を通じた中日文化交流を始めたきっかけについて、「多くの中國(guó)人が日本人との交流を求めているにも関わらず、なかなか接點(diǎn)がないという実情を、日本にいたときに中國(guó)人留學(xué)生から聞いた。當(dāng)初中國(guó)への留學(xué)を決心していたので、私も同じように中國(guó)人との交流を強(qiáng)く求めており、中國(guó)のブログ微博（ウェイボー）のアカウントを開設(shè)した。しかし、何を書いても、どんなことを紹介しても、『本當(dāng)に日本人かどうかも分からない』といってほとんど相手にされなかった」と振り返る。それならば顔も出せて話もできる動(dòng)畫を配信しようと考え、北京に留學(xué)に訪れた後は北京で買ったものを紹介する動(dòng)畫を配信した。しかし、それでも動(dòng)畫を視聴してくれる人はほとんどいなかった。

　　それがある日、北京のチーズを食べる様子を偶然で配信したところ、「日本人はそうやってチーズを食べるのか。そうやって食べると確かに美味しそうだな」といったコメントが寄せられるようになり、動(dòng)畫はにわかに注目を集めた。ちょうど日本人がわさびの効いた握り壽司を初めて食べる外國(guó)人の反応を興味本位で面白おかしく見てしまうのと同じように、「中國(guó)の食べ物を、外國(guó)人はどうやって、どんな表情で食べ、どんな感想をもつのか。中國(guó)人はそこに関心を示している」と察した新野さんは、その後も自分が「何かを食べる」動(dòng)畫を配信し続けた。新野さん獨(dú)自の感性や表現(xiàn)力も加わり、面白おかしく物珍しそうに中國(guó)の特産物や珍味を頬張るその様子は瞬く間にネット上で拡散し、「私の地元の特産物も食べてみて」と視聴者から食べ物が送られてくるまでになった。