
清水寺を後にして、東大寺にやってきた。東大寺には日本の國寶が數(shù)多く収蔵され、主な建物と仏像、仏畫はいずれも建築史や美術(shù)史に殘る貴重なものだ。
唐の時代の高僧、鑑真和上が日本に渡來した際、まず東大寺にて登壇授戒を行ない、聖武天皇、光明皇后に仏の道を伝授した。東大寺の大仏殿には2つの國寶があり、それぞれ世界記録を持っている。1つは現(xiàn)存するうちで世界最大の木造建築で、もう一つは現(xiàn)存するうちで世界最大の青銅仏だ。
光明皇后は武則天(則天武后)の熱狂的なファンだったため、聖武天皇は彼女の希望に沿い、武則天を見習(xí)って大きな寺と大仏を建立した。2年の時を経て完成した際には天皇と皇后が赴き、大仏の開眼法要を執(zhí)り行った。大仏の姿かたちを見たところ、中國の唐代の蕓術(shù)様式をくっきりと表しているが、殘念なことに大仏殿は2度の火災(zāi)に見舞われ、何度かの修復(fù)を経たが、大仏の腹部と蓮華座の一部分のみしか當(dāng)時の原物は殘っていない。
東大寺にはもう一つの「國寶」がある。多くの観光客と非常に親しい存在、それは奈良の鹿だ。東大寺と奈良公園が一體となり、公園內(nèi)でも、東大寺でも観光客のそばにはいつも鹿が寄り添い、のんびり過ごしている。(編集JK)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年12月21日
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