G7外相會(huì)合がこのほど日本?広島で開催された。會(huì)議で議論される安全保障問題の中で、西側(cè)メディアは中國(guó)関連の海上紛爭(zhēng)に特に注目し、東中國(guó)海と南中國(guó)海での「挑発行為」に參加各國(guó)が反対したと次々に報(bào)じた。（文：蘇暁暉?中國(guó)國(guó)際問題研究院國(guó)際戦略研究所副所長(zhǎng)。人民日?qǐng)?bào)海外版コラム「望海樓」掲載）

昨年のG7サミットで日本は南中國(guó)海問題の緊迫性を極力強(qiáng)調(diào)した。今回のG7外相會(huì)合の準(zhǔn)備段階で、日本は議長(zhǎng)國(guó)の立場(chǎng)を利用して繰り返し噂を流し、南中國(guó)海問題の議題化を図った。中國(guó)は爭(zhēng)いをG7に持ち込むべきではないと明確に反対を表明したが、それでも日本は南中國(guó)海問題に執(zhí)著した。

日本の行動(dòng)は決して偶然ではない。近年の同國(guó)による南中國(guó)海問題へのたゆまぬ介入には、大きく次の動(dòng)きがある。第1に、南中國(guó)海での中國(guó)の合法的で理にかなった行動(dòng)を非難する。日本高官は南沙（英語名スプラトリー）諸島の島?礁での中國(guó)の建設(shè)活動(dòng)について、南中國(guó)海の「軍事化」を招くとして繰り返し批判している。第2に、領(lǐng)有権主張國(guó)との安全保障協(xié)力を強(qiáng)化する。フィリピンとのハイレベル往來はことのほか頻繁で、安倍首相とアキノ大統(tǒng)領(lǐng)の會(huì)談では南中國(guó)海問題への言及が必ずある。日本はフィリピンの軍事力を高めるため裝備面で支援することも決定した。第3に、南中國(guó)海問題の國(guó)際化を推し進(jìn)める。日本はフィリピンが一方的に提起した國(guó)際仲裁を明確に支持しているうえ、G7など國(guó)際的な場(chǎng)で機(jī)會(huì)を探っては南中國(guó)海問題を議論している。第4に、南中國(guó)海での米國(guó)の軍事行動(dòng)を支持する。米國(guó)は艦艇や航空機(jī)を中國(guó)の南中國(guó)海海域に進(jìn)入させ、いわゆる「航行の自由作戦」を?qū)g施している。日本は米軍の南中國(guó)海巡航を支持しているうえ、現(xiàn)在実施中の米比「バリカタン」を含む関連する演習(xí)への參加を望んでいる。

日本は南中國(guó)海をめぐる爭(zhēng)いの當(dāng)事國(guó)ではなく、南中國(guó)海問題への介入の背後には計(jì)算と私利がある。

日本の差し迫った課題は地域の安全保障問題で「存在感」を増すことだ。安倍首相の現(xiàn)在の任期における主要課題の1つは、第2次大戦後の束縛を脫して、日本を政治大國(guó)、軍事大國(guó)にすることだ。日本はすでに集団的自衛(wèi)権の行使を容認(rèn)し、新安保法も正式に施行した。束縛を脫した後、日本は地域の安全保障問題で役割を発揮することを急いでおり、南中國(guó)海問題という紛爭(zhēng)は便利な取っ掛かりとなっている。