航空機(jī)への鳥の衝突(バードストライク)は、航空機(jī)設(shè)計における難題だ。西北工業(yè)大學(xué)の李玉竜教授が率いるチームはこのほど、バードストライクに強(qiáng)い新型水平尾翼前縁構(gòu)造を発表し、設(shè)計の技術(shù)上の難題を解消した。中國科學(xué)報が伝えた。
高速移動中は、1羽のスズメの衝撃力であっても、航空機(jī)のエンジンを破壊する恐れがある?,F(xiàn)在は一般的に、これを避けるため鳥が追い払われているが、根本的な解決策ではない。この難題を巡り、同チームは新たな設(shè)計理念を打ち出した。単純に強(qiáng)度や材料を変えるのではなく、機(jī)體構(gòu)造を改良することでバードストライクに対応しようというのだ。
李教授によると、同チームは水平尾翼前縁の下に三角構(gòu)造を設(shè)置した。水平尾翼が鳥と衝突した場合、この三角構(gòu)造は鳥の體を切り刻み、エネルギーを分散させることで、衝撃を弱めるという。
バードストライクの検証において、実際の機(jī)種にこの構(gòu)造を搭載する場合、翼の本來の重量を変えてはならないという最大の問題がある。さもなければ、機(jī)體全體の空気動力學(xué)的構(gòu)造が変化することになるからだ。同チームのメンバーである劉軍氏は取材に対し、「これまで多くのシミュレーションと試験?検証を行ってきたが、航空機(jī)の重量を10.5キロ減らせば、新型水平尾翼によって効果的にバードストライクに対応できることが分かった。この構(gòu)造はARJ21-700の水平尾翼の研究開発に応用されており、今後は具體的な機(jī)種のバードストライクの検証?実験を行っていく」と話した。
この新型水平尾翼はすでに米國で特許を取得しており、フランスの特許も出願中だ。同技術(shù)は今後、その他の軍機(jī)?民間機(jī)に応用される可能性がある。関連設(shè)備はすでに米國や豪州などに輸出されている。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年4月28日
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