西安には城壁があります。

現(xiàn)存するものは、明代に唐の皇城跡に造られたもので、唐の時(shí)代の城壁の1/9しかないそうです。それでも周囲は約14km、高さも約12ｍもある、大変立派なものです。

西安の咸陽(yáng)空港から市內(nèi)のホテルに向かう途中、城壁が見えてきます。

ああ、長(zhǎng)安に來(lái)たなあと思います。

今、見ている城壁が唐代のものではないと分かっていても、場(chǎng)所が異なることがわかっていても、長(zhǎng)安にたどり著いた遣唐使の気分を一瞬味わえます。

しかし、ああ長(zhǎng)安だと、思った次の瞬間から、乗っているバスが止まり、気が付くと渋滯にはまっています。

城壁は西安のシンボルですが、これがあるために中心地の道路の開発に制限がかかり、城壁內(nèi)を通る道はいつも渋滯。予定していた観光ができるだろうか、夕食の予約時(shí)間に遅れないだろうかと心配が噴出し、いっきに現(xiàn)実に引き戻されます。西安は何度も訪れていますが、毎回このパターンです。。。